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廃止・他事業者移譲系統 その

22系統

市電保存館前~八幡橋~根岸駅~不動下~旭台~山元町1丁目~山元町~長者町1丁目~横浜スタジアム前~薩摩町中区役所前~日本大通り駅県庁前~桜木町駅

 この系統は21系統の補完的な役割をする路線だったのでしょうか。21系統と経路が異なる区間は山元町1丁目~横浜スタジアム前間だけです。この間は103系統、今現在の158系統のルートを通っていました。

 姉妹?系統として55系統もあり、こちらも市電保存館前~桜木町駅間の運行路線でしたが、山元町1丁目~本町4丁目間が地蔵坂上・関内駅北口経由となっていました。

 1994,10月に、55系統とともに廃止となっています。

 所管は滝頭営業所ですが、運転本数はきわめて少なく、いつ頃のものかは不明ですが、根岸駅発・桜木町駅発市電保存館前行きの時刻データが残っているので、紹介しておきます。

(根岸駅発)

平日   6:37  7:03 7:30 9:28

土曜日  6:32  7:13 7:50 9:35

休日   6:36  7:48   16:07  18:59

(桜木町駅発)

平日  18:25  18:56

土曜日    18:02

休日   7:01 8:13 16:32 19:24

23系統

青葉台駅~青葉台営業所前~十日市場駅~新治町~杉沢~三保中央~杉沢~榎下城址裏~中山駅

(平土休 8本)

廃止直前のデータです。

 今現在の三保中央~青葉台駅線の他に、中山駅発着便も存在していました。ただし、三保中央~青葉台駅間のほうがメインなので、運行本数も少なく、日中では2時間に1本といったものでした。三保中央から中山駅に出るには、三保橋、薬師谷戸を経由する神奈中バスのほうが運転本数も多く、便利です。

 廃止対象路線にも挙げられていないにもかかわらず、2007,3月に廃止となってしまいました。三保中央から中山駅へは前述の神奈中バスがあるのでよいとしても、杉沢あたりから中山駅へ出られなくなってしまっています。

 所管は、三保中央発着、経由便ともに、緑営業所のみの所管だったような気がしますが、ごくわずかながら若葉台所の運行もあったのでしょうか?

 23系統には他にも、幻?の存在だった、青葉台駅~桂台~神前橋~田奈駅~稲荷前~十日市場駅線も運行されていました。詳しいことは、「各系統の紹介 23系統 その1」で紹介されています。

 23系統はさらに遡れば、十日市場団地を発着していた頃もあり、また、霧が丘高校までの運転の頃もあったようですが、詳細はよくわからないので、ここでは省略させていただきます。

​23系統

23奈良北団地2.jpg

奈良北団地折返場~こどもの国入口~田奈駅~下恩田~下長津田~長津田駅

~下長津田~上の原~十日市場駅~新治町~榎下城址裏~中山駅

→平 日中7 土 朝~日中8 休 朝~日中8

←平 日中7 土 朝~日中8 休 朝~日中8

​(廃止直前のデータです。)

 この系統は遡ると、奈良北団地~長津田駅~十日市場駅~中山駅、長津田駅~霧が丘高校、霧が丘高校~中山駅、十日市場団地中央~中山駅の路線がありました。しかし、後3者がいつ頃改編されたのかは不明です。

 その後も奈良北団地~長津田駅~十日市場駅~中山駅線がメインだったような気がしますが、いつしか長津田駅~十日市場駅~中山駅線と奈良北団地~稲荷前~十日市場駅線に分断され、長距離路線の奈良北中山線は廃止になりました。それからそんなに間もなかったような気がしますが、奈良北中山線は日中のみの運行で復活しました。運転本数は日中のみ1時間に1本と、非常に寂しい運行です。

 これまた分断されて新設された奈良北(稲荷前)十日市場駅線も日中は1時間に1本の運行で、分断された当時は日中20分間隔だったような気がしますが、後には奈良北中山線と合わせて日中30分間隔、こちらも寂しい限りです。

 

 行き先表記は「奈良北団地」となっていますが、実際は奈良北団地の1つ先の「奈良北団地折返場」が起終点です。ここにはかつては6,43,118,120系統と、多くの市営バスが顔を合わせていましたが、今ではこの23系統のみです。また、このあたりは小田急バスの天下?のようで、奈良北団地、センター前、奈良小学校は小田急バス仕様のバス停になっています。奈良町あたりは新しい道路ができて以前とすっかり変わってしまいましたが、バスは旧道を走っていきます。こどもの国入口、神前橋を通り、その先はのどかな風景が広がります。

 田奈駅を過ぎてその先の下恩田が分岐点です。奈良北中山線は国道246号線へ、稲荷前経由はそのまま直進します。稲荷前経由は最近拡幅された道路を走り、青葉台営業所で右折し、ほどなく十日市場駅に着きます。奈良北中山線は国道246号線を走るのもつかの間でJR横浜線のガードの先の交差点で右折します。(奈良北団地行きは多少異なったルートをとります。)ここから長津田駅~中山駅線と合流します。

 長津田駅で折り返し、先ほどの246号の交差点を通過します。この道路は山下長津田線と呼ばれていますが、徐々に整備が進められており、道幅も広くなっています。しかし、バスは、上の原あたりで旧道に入ります。まあバス路線にはよくあることですよね。かつては石橋あたりの急カーブは23系統の名所?でもありましたが、先ほど話した整備により味気のないルートになってしまいました。東名高速のガードをくぐると十日市場の交差点です。その先も23系統(現:98系統)の経路がつづきますが、ここで左折し、十日市場駅へ入ります。十日市場駅を経由しない便はありません。(あっても無意味なような気がしますが。)

 十日市場駅のバスターミナルをまわって再び十日市場の交差点です。ここを左折して山下長津田線を進みます。この道路は十日市場交差点から緑車庫の近くまでは完全に片側2車線化されました。新治町(にいはりちょう)あたりではJR横浜線と並走します。台村町でこの道路から分かれて細い道路に入り商店街を抜けて中山駅に着きます。

 大規模な再編の少し前までは緑営業所と共管でした(奈良北中山線、稲荷前経由線は完全に緑所だったような気がします。)が、後に完全に若葉台営業所所管になっています。

​ こどもの国、国道246号線の渋滞で遅延することもあるからでしょうか。2021,4月のダイヤ改正で、奈良北中山線は運行終了となります。長津田駅~中山駅線は98系統に、稲荷前経由線は177系統に改編されます。

 

 

 その他、青葉台駅~桂台~神前橋~田奈駅~稲荷前~十日市場駅線というのもありましたが、2001年に廃止されたようです。これは不思議な路線でした。十日市場駅発は平日朝3本、時刻表で確認できましたが、青葉台駅発のものはどこのバス停でも時刻表を見ることができませんでした。(謎を解明しようと調べた覚えがありました。青葉台駅のバス停には118系統とともに、この23系統の全停留所掲載の立派な?路線図がありましたが。時刻表はありませんでした・・・。)どうやら平日夕方に3本あったようで、学校対策の路線だったのでしょうか。

 

 

24系統

生麦~入江橋~入江1丁目~内路~菊名橋~六角橋北町~六角橋~東神奈川駅西口~横浜駅西口

(35~42本)

生麦~入江橋~新町~東神奈川駅入口~神奈川公園~青木橋~横浜駅西口

(→平土休 始発1本 ←平日 最終1本)

廃止直前のデータです。

 生麦と横浜駅西口を結びますが、大まわりをします。もちろんのこと、大まわりする区間に利用価値があるのです。

 所管は鶴見営業所で、日中の運転間隔は20~30分間隔といったところでしょうか。以前はもう少し多かったような気がしますが。

 いつ見ても車内が混雑しているという印象でしたが、廃止対象路線に挙げられてしまい、2007,4月の大規模な再編時に、38系統、290系統に再編されています。

 経路は、生麦~入江橋間は今現在の86系統と同じルートです。入江橋~入江1丁目間は、一部区間を今現在の213系統、290系統(後の38系統新子安駅西口経由線)が走っています。入江1丁目~横浜駅西口間は38系統新子安駅西口経由線と同じルートです。

 新町経由便は出入庫便です。生麦~神奈川公園間は86系統とまったく同じルートで、24系統を名乗るよりは86系統のほうがよかったのではないでしょうか。入庫便は平土休とも存在していましたが、廃止直前には平日のみとなっていました。

 廃止により市営バスが撤退した区間は、入江橋~入江1丁目間です。間に一部、38系統、213系統との重複区間があります。

28系統

芹ヶ谷~平戸~平和台~保土ヶ谷駅東口~水道道~藤棚~浜松町~西前町~御所山~戸部本町~戸部1丁目~野毛町~桜木町駅~吉田橋~本町4丁目~新県庁前~山下公園~山下ふ頭入口~山下ふ頭

 保土ヶ谷営業所と野庭営業所共管の長距離路線でした。平和台折返場発着便もあったような気がします。後に路線は改編され、水道道~山下ふ頭方面が短縮され、残りの区間は77系統に合併されました。この頃から28系統は、平和台~保土ヶ谷車庫間だけを走る、何とも目立たない路線となってしまいました。

 運転本数はデータが見あたらず不明ですが、芹ヶ谷~山下ふ頭方面を通して走る便は1時間に1~2本程度だったような気がします。

 経路は、芹ヶ谷を出て、平戸の先で国道1号線に入ります。平和台、保土ヶ谷駅東口を経て、水道道で国道から外れます。藤棚周辺の経路は、~水道道~藤棚~浜松町←西区総合庁舎入口←/→西前町~御所山~、でしたが、それ以前には、藤棚から直接西前町へ進む経路が存在していました。

 御所山~野毛大通り間は今現在の292系統と同じルートですが、野毛大通りを出ると、新横浜通りを右折して、桜木町駅バス停に着きます。47系統などもこのバス停を使っていました。

 その先直進し、桜川橋、吉田橋を経て、羽衣町には停まらず交差点を左折して尾上町に着きます。本町4丁目で右折して、8系統などの通るルートに入りますが、本町1丁目からは新県庁前を経由して大桟橋に向かっていました。その先は26系統と同じルートで山下ふ頭入口へ至ります。

30系統

芹ヶ谷~平戸~日限地蔵入口~上永谷駅~新吉原橋~吉原~上大岡駅←最戸橋

←/→桜岡小学校→最戸町~芹ヶ谷

芹ヶ谷~平戸~日限地蔵入口~上永谷駅~新吉原橋~吉原~上大岡駅

芹ヶ谷~平戸~日限地蔵入口~上永谷駅

上大岡駅←最戸橋←/→桜岡小学校→最戸町~芹ヶ谷~平戸~日限地蔵入口~上永谷駅~新吉原橋~吉原~上大岡駅

上大岡駅←最戸橋←/→桜岡小学校→最戸町~芹ヶ谷~平戸~日限地蔵入口~上永谷駅

京急ニュータウン~日限山~丸山台~上永谷駅~新吉原橋~吉原~上大岡駅

 この系統は、遡れば、横浜駅~羽衣町・上大岡駅・吉原・上永谷・平戸経由~芹ヶ谷間(後に県庁前発着に短縮)を走る路線でした。2系統に至っては、横浜駅~羽衣町・上大岡駅・天神橋~大船駅間を走る長距離路線でした。

(情報を頂きありがとうございます。)

 

 後に芹ヶ谷を循環する路線となりました。所管は港南営業所です。神奈中バスも共通して走っています。区間運転など運転形態がいろいろありますが、芹ヶ谷~上永谷駅~上大岡駅間がメインで、運転本数は日中は1時間に2~3本の運転でした。芹ヶ谷~芹ヶ谷循環便は両まわりとも運転本数が非常に少なかったような気がします。上大岡駅~上大岡駅循環便は芹ヶ谷循環便よりは多かったのではないでしょうか。この便は廃止され、上大岡駅~芹ヶ谷~上永谷駅便に代わったようです。

 また、平日・土曜日の日中のみ、京急ニュータウン便も走っていました。

 この系統は段階的に神奈中バスに移譲され、2006,1月に全便移譲されました。全便移譲直前は市営バスの運行は数える程度だったような気がします。また、京急ニュータウン便は、移譲ではなく廃止となり、代わりに45系統が若干増強されています。

 経路は芹ヶ谷から平戸に出て、平戸からは南へ折れ、水田(すいた)からは環状2号線に入ります。上永谷駅バスターミナルを経由し、再び環状2号線に戻り、新吉原橋で左折し、鎌倉街道を通り、上大岡駅に着きます。上大岡駅~最戸町間では、この区間を通る路線はすべて一方方向運転をしていました。最戸町からはゆるやかな坂を登っていき、横浜横須賀道路の別所インターの入口を通ります。このあたりで渋滞することもしばしばありました。その先進めば芹ヶ谷に着きます。芹ヶ谷バス停にはバスプールがあり、いろいろな市営バスを見ることができましたが、今現在では神奈中バスの天下?となっています。

 移譲により市バスが撤退した区間は、芹ヶ谷~せりぎんタウン~芹ヶ谷団地前~平戸、上永谷駅~馬洗橋~北永作~永作~下車ヶ谷~吉原小学校前~新吉原橋、上大岡駅→慰霊堂入口→桜岡小学校前→(最戸橋←)最戸町~南が丘中学校前~別所宮下~普門院前~水道橋下~芹ヶ谷山谷~芹ヶ谷です。

33系統

あざみ野駅~荏田新道~中川駅入口~折田公園前~牛谷戸~泉天ヶ谷公園~東福寺前~市が尾駅

(→平日日中4本 土休日日中2本)

(←平日日中4本 土休日朝~日中2本)

廃止直前のデータです。

 憶えている限りでは、もとは、たまプラーザ駅~元石川町~あざみ野駅~荏田新道~江田駅~市が尾駅~川和町~中山駅北口という路線で、運転間隔も日中は約40分間隔といった具合でした。後に減便され、平日では日中2時間に1本という少なさになっていました。土休日では、あざみ野駅発着便が穴埋めをして、あざみ野駅~中山駅北口間は日中1時間に1本となっていました。

 中山駅北口発着の頃の経路は、たまプラーザ駅を出て左折し、3つ目の交差点を左折して坂を下ります。下ったところの交差点で左折します。その交差点あたりが元石川町バス停です。東急田園都市線のガードをくぐって右折すると、あざみ野駅(東口)です。

 あざみ野駅~荏田新道間は現行33系統と同じルートになりますが、国道246号線の交差点を右折します。その先、関根橋、荏田、小黒谷戸(おぐろやと)を経て、江田駅に着きます。そのまま国道を直進し、市が尾駅近くでわき道にそれ、市が尾駅に着きます。

 市が尾駅~貝の坂間は旧3系統などと、貝の坂~中山駅北口間は現行305系統などと同じです。

 1994,11月に、たまプラーザ駅~元石川町~あざみ野駅~サントゥール中川~中川駅入口~柚の木谷~牛谷戸~泉天ヶ谷公園~市が尾駅と、運行経路が変更されましたが、たまプラーザ駅~荏田新道間の経路は変わっていません。ただし、市営地下鉄開業後、あざみ野駅の発着場所が西口から東口に変わっています。

 2007,4月の大規模な再編により、たまプラーザ駅~あざみ野駅間が廃止になり、路線短縮となりました。再編直前のダイヤは、たまプラーザ駅~市が尾駅便は日中2往復のみ、あざみ野駅~市が尾駅便は平日日中のみ2往復、という少なさでした。再編以降も本数は変わりありません。

 所管営業所は、緑営業所(川和派出所)、港北ニュータウン営業所と変わりましたが、2007,4月からは再び緑営業所所管になっています。

 2013,3月末に系統そのものがついに廃止となってしまいました。

 改編後の経路は、あざみ野駅(東口)~荏田新道間はそれまでと変わりありませんが、荏田新道あたりで、国道246号線と交差し、そのまま広い道路を進みます。サントゥール中川で右折し、中川駅前ならず、駅入口を通り、柚の木谷に出ます。柚の木谷で東急バス江田駅~綱島駅線の通る道路と交差し、その先のどかな風景が見られます。荏田高校入口あたりで301系統の通る大通りと交差しますが、301系統との乗り換えバス停はありません。牛谷戸あたりでなだらかな坂を登ると、305,306系統などが走る大通りにぶつかり、そこを右折してしばらく進み、市が尾駅へ至ります。柚の木谷~牛谷戸間はかつての89系統が通っていた路線です。旧89系統の代替路線の役割もしているのでしょう。

 

 廃止により市営バスが撤退した区間は、たまプラーザ駅~商店街入口~美しが丘5丁目~元石川町~山内中学校前~牛込~あざみ野駅~西勝寺前~山内小学校前~驚神社前~荏田新道~関根橋~荏田~小黒谷戸~江田駅市が尾駅、荏田新道~サントゥール中川~中川駅入口~中川西中学校前~柚の木谷~神社裏~折田谷~折田公園前です。(青字の区間は路線バスそのものが撤退をしてしまっています。)

 いつ頃のものかは不明ですが、中山駅北口発たまプラーザ駅行きの時刻データが見つかりましたので、紹介しておきます。

 平日 6:02 6:42 8:43 10:43 12:43 14:45 16:45 17:47 18:28 19:19 19:43 20:51

土曜日 6:02 6:42 8:46 10:40 12:43 13:35 14:47 15:36 16:45 17:47 18:28 19:19 20:51

 休日 6:09 6:50 7:50 8:50 10:50 11:50 12:50 14:52 15:47 16:50 17:44 18:50 20:51

緑字~あざみ野駅行き

40系統

本郷台駅~天神橋~原~港南車庫入口~清水橋~港南台駅

本郷台駅~天神橋~原~港南車庫

 上記ルートでの運行以前は、大船駅まで走っていました。ひたすら鎌倉街道を走るという路線ですが、運転本数は少ないものでした。神奈中バス、江ノ電バスの天下?の中を細々と走っていました。

 いつ頃のものかはわかりませんが、港南台駅発本郷台駅行きの時刻のデータが残っていましたので紹介します。

 平日・土曜日  10:16,12:31,14:55

 休日      12:09,14:29

 少なすぎと思いますが、本郷台駅~原間はさらに港南車庫発着便が加わっていたので、もう少し多くなります。それでも日中のみの運行で1時間に1本程度だったものと思います。いつしか廃止となり、今現在40系統は、港南地区からは離れた若葉台方面を走る路線となっています。所管は港南営業所です。

 経路は、本郷台駅を出ると南へ走り、鎌倉街道・環状4号線にぶつかると左折します。そこが公田(くでん)です。天神橋あたりで環状4号線は右へ分かれ、40系統は鎌倉街道を進みます。本郷石橋、鍛冶ヶ谷町、七曲を経て、環状3号線とクロスする原に着きます。オーバークロスする環状3号線には138系統が走っていました。また、139系統が原で合流して上大岡駅へ向かっていました。その先は港南車庫入口で、入口のすぐ手前のT字路を右折すれば港南車庫です。清水橋で右折すれば、その先は45系統などと同じルートになります。

 廃止により市営バスが撤退した区間は、本郷台駅~公田~本郷石橋~鍛冶ヶ谷町~七曲~原~港南車庫入口です。

​40系統

若葉台中央~地区公園~若葉台近隣公園~霧が丘高校~霧が谷~玄海田~御前田橋~(←長津田駅入口←)~長津田駅

→平 日中6  土 終日16  休 終日16

←平 日中6  土 終日16  休 終日16

 

若葉台中央~地区公園~若葉台近隣公園~霧が丘高校~霧が谷~玄海田~御前田橋~長津田駅入口

→平 18 土0 休0

←平 15 土0 休0

 

​移譲直前のデータです。

 

 以前は大船、本郷台あたりを走っていた路線ですが、今ではずいぶんと離れたところで走っています。神奈中バスと共通運転をしていますが、他社との共通運転路線の多くが移譲されたなか、対キロ区間運賃制を採用している系統はこの40系統と94系統だけになってしまいました。(本郷台時代も対キロ制でしたが。)

 運転本数は日中1時間に1本です。神奈中バスを含めると1時間に2本になります。56,62系統のように、時間帯によって神奈中バスに偏ったりすることはなく、均等に運転されています。

 

 若葉台中央を出ると、65系統とは違って、すべての便が地区公園を経由します。若葉台近隣公園、霧が丘高校、霧が谷(きりがやと)と、地区公園経由の65系統と同じルートを通ります。霧が谷ではそのまま直進し、坂を登り、大型ショッピングセンターの前を通ります。玄海田というバス停は周囲の新興住宅地を見るとアンバランスな名前のような気がします。御前田橋で国道246号線と交差し、坂を登ると長津田駅入口、その先は23系統と同じルートといってもわずかですが、長津田駅に着きます。

 

 平日の朝・夕~夜は長津田駅入口発着となります。駅前まで入れると渋滞にあうからでしょうか。以前は長津田駅~上の原~十日市場~霧が丘センター~若葉台中央を走る123系統がありました。十日市場駅を経由しないほかは23系統と経路がまったく同じですが、十日市場駅を経由しないというのには何だか妙な感じがしました。

 

 2010,5月中旬にダイヤが改正され、若葉台中央発長津田駅入口行きが朝2本増発されましたが、なぜか長津田駅入口行きが2~3分間隔でつづけて発車する時間帯があります。これは後に改正され、2021,4月のダイヤ改正では平日の長津田駅入口発着便が減便となっています。

​ 2023,6月末をもって、市営バスでの運行は終了となり、すべての便が神奈中バスに移譲されます。日中は30分間隔で変化はありませんが、平日の朝夕時間帯は若干減便となります。

42系統

一の瀬~末吉橋~三ツ池道~鶴見駅~鶴見区役所~汐鶴橋通~汐入町2丁目

(平日 9本)

一の瀬~末吉橋~三ツ池道~鶴見駅~汐鶴橋~汐鶴橋通~汐入町2丁目

(平日 1本 土休日 10本)

廃止直前のデータです。

 平日日中は区役所を経由し、それ以外の時間帯と土休日は汐鶴橋経由で走っていました。以前はもう少し多くの本数があったような気がしますが、だんだんと本数が減らされています。廃止対象路線に挙げられ、2007,4月の大規模な再編時に廃止されました。

 所管は当時の27系統と同様、鶴見・港北営業所の共管路線です。

 経路は、一の瀬~鶴見駅間は13系統と同じです。鶴見駅を出ると、区役所経由便は国道15号線の交差点を左折します。汐鶴橋経由便は15系統などと同じく直進します。区役所経由便は国道を走りますが、すぐのところで右折し、鶴見区役所前に着きます。その道路をそのまま進めば汐鶴橋を渡ることになります。汐鶴橋を渡るとそのまま直進し、汐鶴橋通、本町通4丁目を経て、汐入町2丁目に着きます。ここには折り返し施設はなく、その先のJR鶴見線の弁天橋駅あたりをまわって折り返していました。

 鶴見区役所前~汐鶴橋通間は路線バスそのものが撤退してしまいましたが、区役所前の交差点と潮鶴橋の交差点との間は、2013,3月末に「ふれあいバス鶴見区」の路線として復活をしています。なお、鶴見区役所前バス停が位置していたあたりに「鶴見郵便局前」バス停が新設されています。(「ふれあいバス鶴見区」は2015,12月末に廃止となり、その後は13系統の子系統路線が運行されています。)

43系統

桐蔭学園~青葉区総合庁舎~市が尾駅~川和町~貝の坂~青砥~中山大橋~中山駅北口

(平日29~32本 土曜日20~21本 休日15~18本)

桐蔭学園~青葉区総合庁舎~市が尾駅

(平日12~15本 土曜日16~17本 休日→のみ3本)

市が尾駅~川和町~貝の坂~青砥~中山大橋~中山駅北口

(25~33本)

川和町~貝の坂~青砥~中山大橋~中山駅北口

(平日7~9本 土曜日2~5本 休日9~10本)

中山駅北口→川和町→市が尾駅→桐蔭学園入口→常盤橋→鴨志田→鴨志田団地→寺家町→常盤橋

→桐蔭学園入口→市が尾駅→川和町→中山駅北口

(平日朝・夜4本 土休日9本)

中山駅北口→川和町→市が尾駅→桐蔭学園入口→常盤橋→鴨志田→鴨志田団地→寺家町→常盤橋

→桐蔭学園入口→市が尾駅

(日中~夜1~3本)

市が尾駅→桐蔭学園入口→常盤橋→鴨志田→鴨志田団地→寺家町→常盤橋→桐蔭学園入口

→市が尾駅

(土曜日日中1本)

市が尾駅→桐蔭学園入口→常盤橋→鴨志田→鴨志田団地→寺家町→常盤橋→桐蔭学園入口

→市が尾駅→川和町→中山駅北口

(朝~日中1~3本)

鴨志田→鴨志田団地→寺家町→常盤橋→桐蔭学園入口→市が尾駅→川和町→中山駅北口

(始発1本)

奈良北団地~こどもの国入口~神前橋~すみよし台~鴨志田団地~鴨志田~常盤橋~桐蔭学園入口~青葉区総合庁舎~市が尾駅

(平日のみ おもに日中9本)

移譲直前のデータです。

 もとは、鉄町(くろがねちょう)~中山駅を結ぶ路線でしたが、桐蔭学園・鴨志田団地~中山駅に変わりました。また、長津田駅~田奈駅~神前橋~中谷都~鴨志田団地~中谷都~桐蔭学園入口~市が尾駅~川和町線も走っていましたが、(1日4本。もとは87系統でした。)奈良北団地~神前橋~中谷都~鴨志田団地~中谷都~桐蔭学園入口~市が尾駅~川和町線にルート変更されています。

 その後に、寺家町(じけちょう)循環線が新設され、区間運転を含めると多数の運行区間が存在する系統となりました。新設当時は、上記の他に、中山駅北口→寺家町循環→川和町、川和町→寺家町循環→川和町、川和町→寺家町循環→中山駅北口の区間設定もありました。

 その後、奈良北団地便が市が尾駅発着に路線短縮され、川和町発着便が大幅に減少し、2006,3月に東急バスに移譲されました。

 運転本数は、市が尾駅~中山駅北口間は日中1時間に3~5本程度ですが、桐蔭学園~市が尾駅間は日中1時間に2~3本程度、寺家町循環便は土休日は1時間に1本程度、平日は日中の運転はありませんでした。代わりに、奈良北団地便が日中1時間に1本の割合で走っていました。所管は緑営業所(川和派出所)の後、港北ニュータウン営業所に変わっています。

 経路は、中山駅~市が尾駅間は旧33系統と同じです。市が尾駅を出て、横浜上麻生道路にぶつかると右折します。国道246号線との交差点あたりに緑県税事務所バス停があります。かつては緑区北部支所という名前でした。新道から外れて旧道に入るあたりに青葉区総合庁舎バス停があります。かつては竹の下という名前でした。その先旧道を進み、上市が尾、大場町入口、下鉄黒須田口、中里学園入口を経て、桐蔭学園入口に着きます。桐蔭学園行きはここで分岐します。

 上鉄鴨志田口の先で左折します。かつてはその先直進したところの鉄町が起終点でした。左折してからは環状4号線に入りますが、常盤橋の先で右折します。鴨志田を経て、中谷都で右折して、鴨志田団地内に入ります。団地中央を経て、鴨志田団地に着きます。ここには折り返しのできる小さなバスターミナルになっています。あたりは閑静ですが、青葉台駅からやって来る東急バスの運転本数は43系統とくらべものにならないほど多いです。

 寺家町循環便は、鴨志田団地のバスターミナルには入らず、そのまま直進していきます。あたりは緑が濃くなり、四季の家、寺家ふるさと村、寺家町、ふるさと村テニスクラブと、狭い道路を何回か曲がりながら進んでいきます。あたりはのどかな風景となります。甲神社入口を過ぎて、常盤橋で左折して、もと来た道を戻ります。

 奈良北団地便は、鴨志田団地で折り返して、再び中谷都へ。中谷都で右折して、三菱化成前、日体大、横浜美術短大前を経て、すみよし台に着きます。ここで青葉台駅方向から118系統が合流してきます。その先、下奈良を経て、神前橋で右折すれば、23系統と同じルートになり、奈良北団地へ至ります。

 東急バスに移譲されてからは、市が尾駅~中山駅北口間の日中は概ね20分間隔になっています。寺家町循環は特に変化はなく、平日日中はやはり寺家町循環は走っておらず、奈良北団地発着便が走っています。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、すみよし台~横浜美術短大前~日体大~三菱化成前~中谷都~団地中央~鴨志田団地~団地中央~中谷都~鴨志田~常盤橋~上鉄鴨志田口~桐蔭学園入口~中里学園入口~下鉄黒須田口~水道局青葉営業所前~大場町入口~上市が尾~青葉区総合庁舎~緑県税事務所~市が尾駅、鴨志田団地→四季の家→寺家ふるさと村→寺家町→ふるさと村テニスクラブ→甲神社入口→常盤橋です。

​44系統

横浜駅西口~岡野町~三ツ沢総合グランド入口~片倉町入口~三枚町~羽沢団地

~東泉寺前~羽沢町~八反橋~天屋~三枚町~片倉町入口~三ツ沢総合グランド入口~岡野町~横浜駅西口

→平 午後33  土 午後34  休 午後34

←平 午前20  土 午前18  休 午前16

 

横浜駅西口→岡野町→三ツ沢総合グランド入口→片倉町入口→三枚町→羽沢団地

→東泉寺前→羽沢町→八反橋

→平 夜2  土 夜2  休0

移譲直前のデータです。

 

 横浜駅西口発着の循環線ですが、循環部分は三枚町~八反橋~三枚町の間です。83系統との共通区間でもある関係で、一部不規則な運転間隔にもなりますが、日中概ね15~20分間隔といった運転間隔で、本数はわりと多いほうです。午前は三枚町から天屋→八反橋→東泉寺→羽沢団地まわり、午後は三枚町から羽沢団地→東泉寺→八反橋→天屋まわりとなります。(かつては午前午後の区別なく両まわりが存在していました。)そのため、午後、羽沢団地から横浜駅西口へ行くには、44系統では多少遠回りとなってしまいます。(しかも、のりばが83系統横浜駅西口行きが発着する反対側のバス停になります。)83系統、相鉄バス浜1系統の横浜駅西口行きをねらって乗ったほうがよさそうです。平日、土曜日の最終便とその1本前の便は循環運転をせず、八反橋止まりとなります。

 

 経路は、横浜駅西口から市民病院入口までは35系統などと同じですが、市民病院入口からは立体交差の高架橋を経由して片倉町入口で左折します。片倉町入口~峰沢団地~三枚町間は道路がきれいに拡幅されました。片側1車線の頃は、片倉町入口の交差点の手前でよく渋滞していました。三枚町が循環部分の分岐点ですが、東泉寺まわりだと、そのまま直進します。カーブのつづく坂を登ると羽沢団地です。文字通り目の前に羽沢団地もありますが、少し離れた宮向(みやむかい)団地の利用客も多いです。ここから坂を下ると東泉寺前です。横浜駅西口から44系統と同じルートの83系統はここで左折し、相鉄バス浜1系統は直進します。東泉寺前で右折し、八反橋へ向かいます。八反橋には折り返し施設がありますが、44系統が使うことはなく、82系統が使います。八反橋で右折し、環状2号線の側道に入ります。八反橋の44系統と82系統のバス停はやや離れているので注意が必要です。天屋を過ぎると、三枚町の交差点で左折し、もと来たルートを逆戻りします。

 2022,9月末をもって、市営バスでの運行は終了となり、相鉄バスに移譲されます。横浜車庫発着便が新設されますが、全体的にみると減便となります。

46系統

瑞穂岸壁~千若町2丁目~東神奈川駅入口~東神奈川駅

→平朝2 土0 休0

←平朝2 土0 休0

 

廃止直前のデータです。

 

 この路線は運行本数も少ないうえに、一般客が乗れない区間があるといった、市営バスの中でもレアな部類に属します。(レアな部類の最高級といったところですか?)東神奈川駅~千若町(ちわかちょう)2丁目までは何の問題もありませんが、その先です。瑞穂桟橋、瑞穂岸壁バス停は米軍施設(ノースドッグ)内にあるのです。IDパスなるものがないと瑞穂埠頭内に入ることはできないのです。

 

 1990年頃の時刻を紹介しますと、以下の通りで、朝、夕のみの運行でした。

 

東神奈川駅発 (過去のデータです。)

平日  6:55, 7:16, 7:34, 7:52, 16:27, 16:45, 17:03 

休日 6:55, 7:16, 7:34, 7:52, 16:27, 16:45, 17:26

 

 その後、運行本数は減らされて、2013,3月末の廃止直前では、平日の上記太字便のみとなっていました。東神奈川駅行きも朝2便だけです。(一時期は夕方1便東神奈川駅行きがあったようですが。)IDパスのある乗客が埠頭内に入ったとしても、帰りはどうするのでしょうか?

 2013,3月末に廃止となり、48系統横浜駅~中央市場前~コットンハーバー~千若町2丁目~東神奈川駅線に改編されました。改編後も平日朝2便のみの運行となっています。

47系統

保土ヶ谷車庫~峯小学校~洪福寺~浜松町~水道道~藤棚~浜松町~西前町~御所山~戸部本町~野毛坂~桜木町駅

(25~26本)

廃止直前のデータです。

 かつては宮田町~山下ふ頭入口保土ヶ谷駅西口~山下ふ頭入口間を走る路線でしたが、保土ヶ谷駅西口発着便は運転本数が非常に少なかったような気がします。

 その後、起終点が宮田町から保土ヶ谷車庫に改められ、保土ヶ谷駅西口発着便はいつしか廃止となっています。

 さらにその後、山下ふ頭入口~山下ふ頭間が延伸されました。一時期のデータを紹介します。

 平日

 保土ヶ谷車庫~桜木町駅~大桟橋~山下ふ頭

(←朝・夕~夜のみ/→朝・夕のみ)

 保土ヶ谷車庫→桜木町駅→大桟橋→山下ふ頭入口

(→夕~夜のみ)

 保土ヶ谷車庫~桜木町駅

(おもに日中の運転)

 土曜日

 保土ヶ谷車庫→桜木町駅→県庁前→山下ふ頭

 保土ヶ谷車庫←桜木町駅←大桟橋←山下ふ頭

(朝のみの運転)

 保土ヶ谷車庫~桜木町駅

(おもに日中~夜の運転)

 休日

 保土ヶ谷車庫~桜木町駅

(終日運転)

 土曜日の県庁前経由便は、山下ふ頭行きのみで、本町1丁目からそのまま直進して県庁前、中華街入口を経由するものでした。26系統もその頃、土休日ダイヤでは県庁前、中華街入口を経由していました。なお、県庁前経由は、2004,2月のみなとみらい線開通時に廃止となっています。

 メインは保土ヶ谷車庫~桜木町駅間で、一時期多いときでは日中に約15分間隔で走っていたような気がします。

 後に、桜木町駅~山下ふ頭間が短縮され、2007,4月の大規模な再編時に、57系統と合併され、292系統に改編され、今現在に至っています。

 所管は保土ヶ谷営業所です。中型車の走る路線ですが、朝・夕~夜などには大型車の姿も見られました。

 経路は、保土ヶ谷車庫~水道道間は現212系統、水道道~桜木町駅~山下ふ頭入口間は旧28系統と同じルートです。 

 廃止により市営バスが撤退した区間は、桜木町駅~桜川橋~吉田橋~尾上町間で、他事業者のバスも通らないので路線バスが完全に撤退してしまいました。

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