廃止・他事業者移譲系統 その3
53系統
戸塚駅東口~不動坂~品濃口~中永谷~上永谷駅~吉原~上大岡駅
戸塚駅を発着するものとして、他にも69系統がありました。しかし、どちらも非常に運転本数が少なく、多数走る神奈中バスの中を細々と?走っていました。
戸塚駅~上大岡駅間を通して走る便はさらに少なく、戸塚駅~上永谷駅間を走る便のほうがメインだったのではないでしょうか。さらには夜の最終便に、戸塚駅発吉原止まりという妙な運行もありました。所管は港南営業所です。夜の吉原止まり便は、港南車庫入庫便の役割を持っていたのでしょうか。
この系統はいつしか廃止となり、今現在では平和台~横浜駅西口間を走る路線となっています。
経路は、戸塚駅東口を出て、国道1号線(旧道)を走ります。品濃口の先で右折し、平戸に着きますが、上永谷駅方面行きは平戸バス停は通過したものと思います。その先は旧30系統と同じルートになります。
いつ頃のものかはわかりませんが、上大岡駅発の時刻データが残っていますので、紹介しておきます。
平日 7:25 12:08 17:50 20:52
土曜日 12:48 15:05 17:15 20:52
休日 9:52 13:57 17:54 20:52
行き先はすべて戸塚駅東口行きです。
54系統
根岸駅~根岸七曲り下~本牧市民公園~かもめ町第2~日産工場前~本牧ポートハイツ~本牧ふ頭入口~小港~本郷町~元町~薩摩町中区役所~日本大通り県庁前~桜木町駅
(日中8本)
廃止直前のデータです。
ここでは根岸駅~桜木町駅間を走っていた路線についてとりあげます。他の路線については、「各系統の紹介」の54系統のコーナーを参考にしてください。
いつ頃かはわかりませんが、根岸駅~桜木町駅間を走る路線が新設されました。ただし、当時は、~本牧市民公園~かもめ町~中小企業団地~三菱本牧工場前~という経路、つまり、中小企業団地経由でした。
運転形態は開通当初から変わらず、平日・土曜日・休日とも日中のみの運転でした。
本牧地区の路線改編時に97系統が日中にも運転されるようになって、54系統は本牧市民公園~かもめ町第2間を直行するようになりました。
2007,4月の大規模な再編時に廃止となっています。所管は本牧営業所です。
根岸駅~本牧ふ頭入口間は、現行の54系統日産工場経由本牧車庫行きなどと同じですが、日中の運転につき、急行運転は行いません。その先、小港橋、小港を経て、105系統などと同じルートに入ります。麦田町~桜木町駅間は、薩摩町中区役所を経由する21系統と同じルートになります。
55系統
市電保存館前~八幡橋~根岸駅~不動下~旭台~山元町1丁目~山元町~地蔵坂上~亀の橋~関内駅北口~尾上町~本町4丁目~桜木町駅
21系統の姉妹?路線です。22系統と同様、こちらも運転本数は非常に少ないものでした。21,22系統との大きな違いは、関内駅北口を通るといったところでしょう。1994年に、22系統と同時に廃止となっています。
経路は、市電保存館前~山元町1丁目間は21系統と、山元町1丁目~山元町間は103系統と同じルートです。山元町を出ると、103系統、旧22系統は左折して石川町5丁目へ向かいますが、55系統は直進して坂を登っていきます。地蔵坂上でほんの少し旧11系統と重複して走り、左折すると豪快?な坂を下っていきます。乗りバスをしたときのこの坂道の印象を今でもおぼえています。下りたところで川を渡りますが、そこが亀の橋です。その先、県立勤労会館前、扇町を経て、関内駅北口に着きます。その先は、尾上町、本町4丁目、本町5丁目を経て、桜木町駅に向かいます。
所管は滝頭営業所です。22系統同様、いつ頃のものかはわかりませんが、根岸駅発、桜木町駅発の時刻データが残っているので、紹介しておきます。
(根岸駅発)
平日 6:27 6:47 7:15 7:51 8:28 9:13 10:07
土曜日 6:27 6:49 7:33 8:33 9:59
休日 6:53 8:46 16:24 17:50
(桜木町駅発)
平日 16:36 16:52 17:11
土曜日 16:37
休日 7:19 9:12 16:50 18:16
廃止により、山元町~地蔵坂上~亀の橋~県立勤労会館前~扇町間はバスが完全に撤退してしまいました。
57系統
桜木町駅~横浜美術館~けいゆう病院←/→クイーンズスクエア→パシフィコ横浜
(平土休 日中8本)
廃止直前のデータです。
この系統もいろいろと変遷をたどってきました。憶えている限りでは、山下ふ頭入口~大桟橋~新県庁前~本町4丁目~羽衣町~長者町5丁目~日ノ出町1丁目~上原~戸部駅~横浜駅間を走っていたような気がします。
その後、横浜駅発着が保土ヶ谷車庫発着に変わり、さらには保土ヶ谷車庫→岡野町→西平沼橋→西前町→上原→日ノ出町1丁目→長者町5丁目→吉田橋→桜木町駅→日ノ出町1丁目→上原→西前町→西平沼橋→岡野町→保土ヶ谷車庫という循環線も走るようになりました。本線(山下ふ頭入口~保土ヶ谷車庫)は朝または夕の2本だけになってしまい、循環線は日中1時間に1本の割合で運転されていました。
さらに改編され、本線は廃止になり、循環線は、保土ヶ谷車庫発着から浅間町車庫発着になり、浅間町車庫~岡野町~西平沼橋~西前町~上原~日ノ出町1丁目~桜木町駅~パシフィコ横浜間を走る路線に変わりました。所管も保土ヶ谷所から浅間町所に変わっています。日中9本の運転で、平日のみ桜木町駅~パシフィコ横浜の区間運転がありました。
2007,4月の大規模な再編で、浅間町車庫~岡野町~西平沼橋~西前町~上原~日ノ出町1丁目~桜木町駅間は47系統と併合され、系統番号も292系統として2年間暫定運行路線になってしまいました。
そんなわけで、残った区間は桜木町駅~パシフィコ横浜間だけになってしまい、運転本数は日中限定の1時間に1本だけというのは変わりありませんが、ずいぶん寂しくなってしまった印象を受けます。しかも、156系統(平日のみ運転)とまったく同じルートを走るので、156系統に統合してもよかったのでは…とも思います。所管は、292系統と分離後も浅間町営業所です。
2009,3月で、292系統は暫定運行期間が終わり、57系統は292系統と併合されてしまい、57の系統番号は廃止となってしまいました。(逆に57系統に戻せなかったのでしょうか・・・?) これで、292系統に再編される前とほぼ同じ運行経路に戻ったということになります。(御所山~戸部1丁目間だけ経路が違ってはいますが。)
桜木町駅を出ると、ランドマークタワーを目指してみなとみらい大通りを進みます。みなとみらい大通バス停の先で右折し、横浜美術館、けいゆう病院と進みます。けいゆう病院バス停はいちょう通りを右折したところにあります。このあたりは一方方向運転となります。その次がクイーンズスクエアです。ここで左折してけやき通りに入りそのまま直進して、展示ホールに停まり、その先Uターンをして、パシフィコ横浜に着きます。パシフィコ横浜発の便はクイーンズスクエアを経由せず、パシフィコ横浜の前の交差点を右折して、次の交差点を左折し、いちょう通りに入り、けいゆう病院、横浜美術館と進んでいきます。
60系統
磯子車庫前→磯子駅→磯子センター→芦名橋→磯子台→浜小学校→仲久保→弘明寺→通町1丁目→蒔田駅→南区役所→蒔田橋→通町1丁目→弘明寺→磯子駅→磯子車庫前
(夜1本)
磯子車庫前→磯子駅→磯子センター→芦名橋→磯子台→浜小学校→仲久保→弘明寺→通町1丁目→蒔田駅→南区役所→蒔田橋→通町1丁目→弘明寺→磯子駅
(平日8本 土休日4本)
磯子駅→磯子センター→芦名橋→磯子台→浜小学校→仲久保→弘明寺→通町1丁目→蒔田駅→南区役所
→蒔田橋→通町1丁目→弘明寺→磯子駅→磯子車庫前
(3本)
磯子駅→磯子センター→芦名橋→磯子台→浜小学校→仲久保→弘明寺→通町1丁目→蒔田駅→南区役所
→蒔田橋→通町1丁目→弘明寺→磯子駅
(6~8本)
移譲直前のデータです。
藤棚発着が保土ヶ谷駅東口発着に短縮され、さらに短縮されたというよりはルートが変更され、1995,2月末に南区役所(2016,2月より移転)循環に変わっています。
磯子側では、今現在の9系統と同様、所管は滝頭営業所でありながらも、磯子車庫前発着便がありました。磯子駅~浜小学校間は独特のルートをとるものの、浜小学校~仲久保(現:横浜岡村郵便局前)間は78系統、仲久保~通町1丁目間は9系統と同じルートというように、他の系統との共通区間が多いので、運転本数も少なく、移譲直前では日中はきれいに1時間に1本の運転でした。2007,4月の大規模な再編時に神奈中バスに移譲されました。
経路は、磯子車庫前~磯子駅間は9系統などと同じですが、この系統に限り、磯子駅前は2回停車となっていました。先にバスターミナル内に入り、乗降扱いを行い、その後、9系統ののりばのほうでも乗降扱いをしていました。
磯子駅を出ると産業道路を直進し、磯子センター前バス停を通ります。その先左折して国道16号線と交差するあたりに芦名橋バス停があります。芦名橋の先は、宮の下、山王谷、磯子台と過ぎていきますが、磯子台~浜小学校間で豪快?な坂を登っていきます。登った先が浜小学校で、78系統などと合流します。笹堀の先が仲久保ですが、このバス停も磯子駅行き方面のみ2回停車となっていました。磯子駅方面行きの2回目に停まるバス停が今現在の横浜岡村郵便局前バス停です。仲久保~通町1丁目間は9系統と同じルートです。
通町1丁目では鎌倉街道を直進して、蒔田駅、南区役所前(現:蒔田中学校前)、蒔田橋(のちに新設)、通町1丁目と、反時計まわりに循環して、来た道を引き返します。
神奈中バスに移譲後も、運転本数は大して変わっていませんが、磯子車庫前発着便はさすがになく、すべてが磯子駅発着となっています。のちの改正で、時間帯によっては70~80分間隔と開くようになり、減便されています。
移譲により市営バスが撤退した区間は、磯子駅~磯子センター前~芦名橋~宮の下~山王谷~磯子台~浜小学校前、南区役所前(現:蒔田中学校前)~蒔田橋~通町1丁目です。
61系統
磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町
(平日20本 土休日2~5本)
新杉田駅~食品団地~鳥浜町
(平日・土曜日22~35本 休日12~15本)
磯子駅~新杉田駅~食品団地~サブセンター~富岡バスターミナル
(平日 朝~日中5~6本)
新杉田駅~食品団地~サブセンター~富岡バスターミナル
(平日3~4本 土曜日 日中2本)
新杉田駅~食品団地~サブセンター~富岡バスターミナル~第3小学校~なぎさ団地~幸浦交番
~リネツ金沢
(平土休 日中~夜20~21本)
新杉田駅←食品団地←サブセンター←富岡バスターミナル←第3小学校←なぎさ団地←幸浦交番
←並木中央←第3小学校←富岡バスターミナル←新杉田駅
(平土休 朝・夜7~12本)
新杉田駅~富岡バスターミナル~第3小学校~なぎさ団地~幸浦交番~金沢卸団地~金沢工業団地~金沢卸団地~並木中央~第3小学校~富岡バスターミナル~新杉田駅
(←平日朝8本/→平日 夕・夜4本)
2007,4月の大改編直前のデータです。
市営バスの中でも変遷が激しく、子系統路線もバラエティに富んでいました。
金沢派出所設置前、1980,4月現在の路線図を見ると、以下の路線があったことが推測されます。
①磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町~木材港入口~センター前(のちのサブセンター)~富岡バスターミナル
②磯子駅~新杉田駅~食品団地~木材港入口~センター前(のちのサブセンター)~富岡バスターミナル
③富岡バスターミナル~サブセンター~木材港入口~幸浦1丁目~流通団地~金沢卸団地
③は、新杉田駅発着なのか富岡バスターミナル発着なのかは不明ですが、後者ではないかと思われます。
1988,10月現在の金沢地区の路線図 (磯子駅発着の他の路線、94系統は省略します。)
1983,9月に金沢派出所が設置されました。1988,10月現在の路線図には金沢工業団地まで運行されていたことがわかり、金沢地区を運行する117,121,122,123系統も新設されています。
1980年代後半の路線は以下のようなものがあったと思われます。
①磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル
②磯子駅~新杉田駅~食品団地~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル~並木中央~金沢車庫
(富岡バスターミナル~金沢車庫間はのちに延伸)
③新杉田駅~食品団地~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル~金沢第3住宅入口
~産業振興センター~福浦2丁目~金沢工業団地
(のちに新設)
④a富岡バスターミナル~サブセンター~木材港入口~幸浦1丁目~流通団地~金沢卸団地
~産業振興センター~福浦2丁目~金沢工業団地
④b富岡バスターミナル~並木中央~流通団地~金沢卸団地~産業振興センター~福浦2丁目~金沢工業団地
(のちに新設)
①は磯子駅~鳥浜町間は今現在でも、横浜交通開発に移譲され、のちに区間延伸されましたが、運行されています。
鳥浜町から先へ足を延ばす便は運転本数が非常に少ないものでした。当時の時刻データを紹介しておきます。
(新杉田駅発鳥浜町経由富岡バスターミナル行き)
平日 6:08 6:42 7:04 8:14 16:27 16:58
土曜日 6:08 6:42 7:11 7:36 8:00 18:15
休日 7:24
青字は磯子駅始発
(富岡バスターミナル発鳥浜町経由磯子駅行き)
平日 6:16 7:37 16:54 17:28 20:09 21:38
土曜日 6:16 7:42 18:45 19:32 20:08 21:35
休日 運休
青字は新杉田駅行き
鳥浜町まで進むと、海沿いの道路を使って引き返します。鳥浜町北、鳥浜町南のバス停がありました。今現在の横浜ベイサイドマリーナのあるあたりです。木材港入口~富岡バスターミナル(の直前)間は今現在の294系統と同じルートになります。
②は、磯子駅・新杉田駅~サブセンター・富岡バスターミナル間を結ぶ、おそらくメインの路線でしょう。富岡バスターミナルから先は、富岡高校前、第3小学校前、並木中央、金沢車庫の順に停車していたようです。
③は金沢工業団地まで走る便ですが、磯子駅発着便はありません。新杉田駅~並木中央間は②と同じルートですが、並木中央から先は、金沢車庫を通らず、その手前で、今現在の国道357号線に折れ、流通団地入口、金沢第3住宅入口を経て、現在のシーサイドライン沿いの道路を通って、産業振興センターに着きます。その先は他の系統と混じり、金属団地、福浦2丁目、電機工業団地を経て、起終点金沢工業団地に着きます。
運転本数はデータがなく不明ですが、富岡バスターミナルを発車する工業団地方面行きの時刻表を見た記憶では、たくさんの本数があったような気がします。
④aはよくわかりませんが、④bについてはのちの路線図にも運行区間が記されており、並木中央から金沢車庫を通り、流通団地前交差点を右折してそのまま南下して金沢工業団地へ行く路線だったようです。流通団地、金沢卸団地、福浦橋、産業振興センターの順に停車していきます。産業振興センターから先は③と同じです。④aが④bに改編されたのでしょうか。
シーサイドラインが開通して(1989,7月)、金沢並木地区の路線は大幅に整理されました。1990,10月現在の路線は以下の通りです。(区間便は省略します。)
⑤磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町
⑥磯子駅~新杉田駅~木材港入口~サブサンター~富岡バスターミナル
⑦新杉田駅~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル~なぎさ団地
~金沢車庫
⑧富岡バスターミナル~並木中央~流通団地~金沢卸団地~産業振興センター
~福浦2丁目~金沢工業団地
⑤⑥は①②が短縮されたものです。2007,4月の大規模な再編まで根強く残ります。(①は横浜交通開発の現61系統です。)
⑦はシーサイドライン開通により廃止になった123系統なぎさ団地循環線を改編したものです。なぎさ団地の路線はシーサイドライン開業時にいったん廃止になりましたが、復活をしています。この路線は、2007,4月の再編時直前まで走っていた、リネツ金沢線に似ています。⑧は④bと変わりありません。
1991,5月に金沢車庫が廃止されて、そのときどのように変わったかは不明ですが、1992,6月現在の路線図からすると、以下の路線があったものと思われます。
(区間便は省略します。)
⑤磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町
⑥磯子駅~新杉田駅~木材港入口~サブサンター~富岡バスターミナル
⑦新杉田駅→木材港入口→サブセンター→富岡バスターミナル→なぎさ団地
→並木中央→富岡バスターミナル→サブセンター→木材港入口→新杉田駅
⑧富岡バスターミナル~並木中央~流通団地~金沢卸団地~産業振興センター
~福浦2丁目~金沢工業団地
⑦は新杉田駅~金沢車庫間から新杉田駅循環に変わりました。
時期詳細不明ですが、1999,9月の段階では以下のような運転形態になっていました。(区間便を含みます。番号はリセットして、①から始めることにします。)
①磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町
②新杉田駅~食品団地~鳥浜町
③磯子駅~新杉田駅~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル
④新杉田駅~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル
⑤新杉田駅~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル~並木中央~流通団地~金沢卸団地
~産業振興センター~福浦2丁目~金沢工業団地
⑥新杉田駅~木材港入口~サブセンター~富岡バスターミナル~なぎさ団地~流通団地~金沢卸団地~産業振興センター~福浦2丁目~金沢工業団地
⑦新杉田駅→木材港入口→サブセンター→富岡バスターミナル→なぎさ団地→並木中央
→富岡バスターミナル→サブセンター→木材港入口→新杉田駅
①②は現存しています。③④はおもに日中に見られるものでした。⑤はなぎさ団地を経由せずに並木中央を経由する便ですが、新杉田駅発は平土休とも朝のみの運転でした。工業団地発並木中央経由新杉田駅行きについては不明ですが、日中以降に運行されていたものと思われます。⑥については、新杉田駅発は平土休とも日中~夜にかけて運転されていました。日中でも1時間に1本の運転です。工業団地発なぎさ団地経由新杉田駅行きはよくわかりませんが、朝の時間帯に運転されていたのではないでしょうか。⑦は、なぎさ団地先まわりか並木中央先まわりかが不明ですが、平土休とも日中~夜にかけての運転でした。日中は1時間に1本の運転で、夜遅い時間帯の61系統は、この⑦の便だけの運転になっていました。
その後、また改編され、以下の通りになりました。(データは2007,4月再編直前のものです。区間便を含みます。経由地は一部省略してあるのがあります。ここでも番号をリセットします。)
磯子駅~新杉田駅~食品団地~鳥浜町
(平日20本 土休日2~5本)
新杉田駅~食品団地~鳥浜町
(平日・土曜日22~35本 休日12~15本)
磯子駅~新杉田駅~食品団地~サブセンター~富岡バスターミナル
(平日 朝~日中5~6本)
新杉田駅~食品団地~サブセンター~富岡バスターミナル
(平日3~4本 土曜日 日中2本)
新杉田駅~食品団地~サブセンター~富岡バスターミナル~第3小学校~なぎさ団地~幸浦交番
~リネツ金沢
(平土休 日中~夜20~21本)
新杉田駅←食品団地←サブセンター←富岡バスターミナル←第3小学校←なぎさ団地←幸浦交番
←並木中央←第3小学校←富岡バスターミナル←新杉田駅
(平土休 朝・夜7~12本)
新杉田駅~富岡バスターミナル~第3小学校~なぎさ団地~幸浦交番~金沢卸団地~金沢工業団地~金沢卸団地~並木中央~第3小学校~富岡バスターミナル~新杉田駅
(←平日朝8本/→平日 夕・夜4本)
冒頭に載せてあるデータと同一のものです。
⑤は日中でも約30分間隔で走っていました。なぎさ団地をまわって幸浦交番を出ると、金沢車庫の跡地あたりを通過し、国道357号線を交差して、起終点のリネツ金沢に着きます。この間に幸浦消防出張所バス停がありますが、このバス停はリネツ金沢・工業団地方面のみの停車です。
⑥は並木中央先まわりのなぎさ団地循環線です。今現在ではこの路線が残り、2年間暫定運行の294系統として走っています。ただし、294系統ではなぎさ団地先まわりとなっています。
⑦は金沢工業団地で止めずに循環して新杉田駅に戻ってくるものです。朝、工業団地へ行く場合は、並木中央経由なので、遠回りせずに済みます。朝、工業団地から戻ってきた便はなぎさ団地を経由するので、なぎさ団地から利用しやすくなっています。夕~夜はその逆で、なぎさ団地先まわりで工業団地へ向かい、工業団地からは遠回りせずに新杉田駅へ向かいます。このように効率よい?路線となっていました。
なお、福浦2丁目から先は一方方向運転となり、→福浦2丁目→電機工業団地→金沢工業団地→福浦2丁目→の順に停車していました。ただし、この便は日中および土休日は運休でした。
さまざまな変遷がありましたが、2007,4月の大規模な再編で、61系統は磯子駅~鳥浜町間のみの運転となり、なぎさ団地循環線は294系統に改編されました。
所管は磯子営業所ですが、金沢派出所所管の時期もあったようです。
改編により撤退した区間は、鳥浜町~鳥浜町北~鳥浜町南~木材港入口、幸浦1丁目~幸浦2丁目~流通団地前、並木中央~流通団地入口~金沢第3住宅入口~産業振興センター前、並木中央・幸浦交番~幸浦消防出張所~流通団地前~金沢卸団地前~福浦橋~産業振興センター前~金属団地~福浦2丁目~電機工業団地~金沢工業団地、幸浦消防出張所~リネツ金沢です。(青字区間では京急バスが運行されています。)
62系統
千丸台団地~下白根橋~(急行)~梅の木~和田町~峯小学校~洪福寺~横浜駅西口
→平 32 土25 休19
←平 朝・夕夜18 土19 休10
千丸台集会所←千丸台団地←下白根橋←(急行)←梅の木←和田町←峯小学校
←洪福寺←横浜駅西口
←平 日中10 土 日中8 休 日中10
千丸台団地→下白根橋→(急行)→梅の木→和田町→峯小学校→保土ヶ谷車庫
→平0 土0 休 最終1
(移譲直前のデータです。)
市営・相鉄・神奈中の3社共通路線で、以前からほとんど変化は見られませんでしたが、2007,4月に相鉄バスが撤退しました。その後、2007,12月に、日中の千丸台団地行きが千丸台集会所まで延伸となりました。なお、千丸台集会所発の設定はありません。運転本数は日中でも4~5本と多いですが、大半が神奈中バスとなっています。市営バスの割合は日中で1時間に1~2本程度といったところでしょう。
この系統は92系統と同様、終日急行運転をします。横浜駅西口~下白根橋間は、洪福寺、峯小学校、和田町、上星川、川島町、梅の木、西谷駅に停まります。
経路を横浜駅西口側から紹介していきますと、横浜駅西口~洪福寺間は5,25系統などと同じルートをとりますが、この間の停留所はすべて通過扱いです。洪福寺からは国道16号線を走ります。和田町は相鉄線の和田町駅から離れているので注意が必要ですが、上星川は相鉄線の上星川駅とそんなに離れていません。川島町で国道の車線が少なくなり、横浜駅西口行きはこのあたりでよく渋滞します。梅の木の手前にある「梅の木保育園前」(2016,10月に「梅の木スズキアリーナ前」から名称変更。)バス停は、梅の木交差点を右折する92系統などの停留所で、62系統には関係がありません。
梅の木の次の西谷駅は相鉄線との乗り換え客が多いです。下白根橋で右折すると、左右にバス停がいくつも連発して現れますが、62系統千丸台方面行きは、下白根橋→愛宕旭環境センター→稲荷通と、62系統横浜駅西口行きは稲荷通→愛宕→旭環境センター→下白根橋と停車していきます。
稲荷通の交差点で左折し、千丸台団地の入口といったところに千丸台団地バス停があります。交差点に面したところに折り返しスペースがあります。千丸台集会所行きは、その交差点を右折して団地内の坂を登っていきます。団地の外れに千丸台集会所バス停があります。ここにもささやかながら折り返しスペースがあります。折り返しもでき、道路も一方通行路ではないのに、なぜに千丸台集会所始発は存在しないのでしょうか? 千丸台団地バス停は団地周辺の住宅街からの利用も多いです。日中でも乗客が列をつくっているほどです。集会所始発にしてしまうと座れなくなるおそれがあるからでしょうか。
この系統には、休日の最終1本のみ、保土ヶ谷車庫行きの入庫便といった妙な運行もあります。休日にしかないというのが妙なところです。
2018,12月から、土休日ダイヤについては、鶴屋町3丁目の右折渋滞を避けるためでしょうか、横浜駅西口行きに限り、通過扱いではありますが、岡野町経由に変更されています。
2021,4月のダイヤ改正で、62系統は神奈中バスに移譲となり、大幅に減便となります。新設172系統、256系統新井町循環線や248系統千丸台団地~笹山団地線が補完することになります。
65系統
若葉台車庫~霧が丘高校~霧が谷~中丸入口~中山谷~十日市場駅~新治町~榎下城址裏~中山駅
(→平日・土曜日7本 休日 夜1本)
(←平日・土曜日 日中3~4本 休日 日中1本)
廃止直前のデータです。
このような路線が存在する理由はおそらく出入庫の関係だと思いますが、運転本数が少ない上に、若葉台・緑営業所の共管です。じつに不思議な路線でした。
65系統なのに、若葉台近隣公園を経由するどころか、見向きもせず、霧が丘高校から23系統のルートを走り、若葉台車庫へ向かいます。
2007,3月に、23,65系統が若葉台営業所単独所管になる際に、この路線は廃止となりました。23系統の若葉台中央~中山駅線は存続していますが、運転本数が大幅に削減されています。
過去には65系統中山駅発若葉台中央行きや、23系統で中山駅発若葉台車庫行きが存在していた時期もあったようです。
いつ頃のものかは不明ですが、時刻データを紹介しておきます。
(若葉台車庫発 中山駅行き)
平日 7:33 9:26 10:02 11:00 14:52 17:07 19:17
土曜日 9:50 10:31 10:50 12:38 12:03 17:22 18:52
休日 22:11
経路は、若葉台車庫~十日市場駅間は、今現在の65系統若葉台車庫発青葉台駅行きと同じルートです。十日市場駅~中山駅間は23系統と同じルートです。
66系統
横浜駅西口→反町→東横反町駅→松本→栗田谷→神奈川大学→六角橋→東神奈川駅西口→反町→横浜駅西口
(平土休 16本)
廃止直前のデータです。
「栗田谷循環」とも呼ばれるこの路線は2006,3月に廃止となってしまいました。運転間隔は1時間に1本です。所管は浅間町営業所です。
経路は、横浜駅西口→栗田谷間は、50系統と同じです。栗田谷→神奈川大学入口間が66系統独自の区間で、斉藤分町、神奈川大学前のバス停がありました。神奈川大学入口→横浜駅西口間は36系統と同じルートです。
廃止により、栗田谷~斎藤分町~神奈川大学前~神奈川大学入口間はバスが完全に撤退してしまいました。
67系統
梶山~三ツ池公園北門←末吉橋←/→峰坂→宮の下~北寺尾別所~昭和坂上~豊岡2丁目
←鶴見駅入口/→鶴見駅西口~新子安駅入口~大口駅
梶山~三ツ池公園北門←末吉橋←/→峰坂→宮の下~北寺尾別所~昭和坂上~豊岡2丁目
←鶴見駅入口/→鶴見駅西口~安養寺前~新子安駅西口
梶山~鶴見駅西口(入口)間は現在でも運転されていますが、上記の路線もありました。大口駅発着便は確か1日3便くらいだったような気がします。新子安駅西口発着便はそれに数本プラスされる程度でしょう。所管は港北営業所です。
経路は、鶴見駅西口(入口)~安養寺前間は38、41系統などと、安養寺前~新子安駅入口間は290系統と同じルートです。
新子安駅西口はバスターミナルが完成されて、産業道路の西側に移転しましたが、当時、14系統と67系統新子安駅西口発着便は一方方向循環をするようなかたちで新子安駅西口発着を行っており、→浅野学園前→駅入口→駅西口、駅西口→浅野学園前→、という停車順序でした。
しかし、大口駅発着便は、駅西口を経由せず、駅入口を通り、産業道路を右折して、第2京浜国道の新子安交差点を直進し、神の木台バス停を経て、現行の213,290系統が走る道路の入江1丁目~大口駅東口間で交差します。その先は狭い道となり、循環運転をしていた頃の31系統のルートを通り、入江2丁目、JR横浜線の踏切を経て、大口駅に着きます。
改編により、新子安駅入口~神の木台~入江2丁目間はバスが完全に撤退してしまいました。
69系統
戸塚駅東口~不動坂~品濃口~平戸~芹ヶ谷~最戸町←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅~関~打越~屏風ヶ浦駅~磯子車庫前~磯子駅
芹ヶ谷~最戸町←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅~関~打越~洋光台第1小学校
~洋光台駅~日野峰~港南環境センター~港南台駅
53系統同様、こちらも戸塚駅東口を発着する路線でしたが、やはり運転本数が少ないものでした。特に戸塚駅~磯子駅間を通す便がもっとも少なく、ほとんどが区間便でした。上記の他、戸塚駅東口~上大岡駅、芹ヶ谷~磯子駅、上大岡駅~磯子駅、芹ヶ谷~港南台駅の区間便があったことが確認されています。いつ頃のものかは不明ですが、時刻データが残っているので紹介しておきます。
(磯子駅発芹ヶ谷方面行き)
平・土・休 6:20 7:02 8:35 17:45 19:05 20:15
(緑字~戸塚駅東口 青字~上大岡駅 他~芹ヶ谷)
(上大岡駅発戸塚駅東口行き)
平・土・休 6:34 8:57 11:45 16:21 20:29
(緑字~磯子駅始発)
(港南台駅発芹ヶ谷行き)
平・土・休 9:29 11:05 12:05 13:10 14:15 15:15 16:20
(青字~上大岡駅)
時刻データからもわかるように、磯子駅発着便は朝・夕~夜、港南台駅発着便は日中の運転になっていました。両路線が重なる芹ヶ谷~上大岡駅~打越間は1時間に1本は確保されていたということになります。
戸塚駅発着便が廃止となり、その後は芹ヶ谷発着となりました。その他の路線は、2006,3月に、77系統の移譲とともに廃止となりました。廃止直前の運転本数は、芹ヶ谷~磯子駅間が、朝・夕~夜6本、芹ヶ谷~港南台駅間は日中7本です。所管は港南営業所です。
経路は、戸塚駅東口~品濃口間は旧53系統と、平戸~芹ヶ谷~上大岡駅間は30系統などと同じです。なお、品濃口~平戸間にある国道平戸バス停は、戸塚駅行きのみの停車となっていました。
上大岡駅を出ると、関の下で左折し、笹下釜利谷道路に入ります。環状2号線との交差点、打越で、磯子駅行きは左折し、63系統と同じルートを通り、屏風ヶ浦駅、磯子車庫前を経て、磯子駅へ向かいます。
港南台駅行きは打越の交差点をそのまま直進し、やはり63系統のルートと重なります。日下小学校の先で左折するところで、田中からの旧107系統のルートと合流します。63系統はその先すぐのところを右折しますが、旧69系統、旧107系統は直進します。その先、洋光台第1小学校を経て、111系統などと合流して洋光台駅へ向かいます。洋光台駅~港南台駅間は45系統と同じく日野峰経由です。
廃止により市バスが撤退した区間は、戸塚駅東口~矢部町~元町~ブリジストン前~不動坂~ポーラ前~柏尾~赤関橋~品濃口です。
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