top of page

廃止・他事業者移譲系統 その4

71系統

上大岡駅~港南区総合庁舎~室ノ木~南高校~日限地蔵入口~平戸~芹ヶ谷~最戸町

←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅

上大岡駅~港南区総合庁舎~室ノ木~南高校~日限地蔵入口~平戸~芹ヶ谷

芹ヶ谷~最戸町←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅~港南区総合庁舎~室ノ木~南高校~日限地蔵入口~平戸~芹ヶ谷

室ノ木→南高校→日限地蔵入口→平戸→芹ヶ谷→最戸町→最戸橋→上大岡駅

平戸~芹ヶ谷~最戸町←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅

芹ヶ谷~最戸町←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅

 30系統と同様、上大岡駅・芹ヶ谷を循環する路線ですが、30系統とは、港南区総合庁舎~日限地蔵入口間の経路に違いがあります。こちらは南高校を経由します。循環運転は芹ヶ谷発着よりは上大岡駅発着のほうが運転本数が多かったような気がします。区間便はといえば、南高校側、最戸町側、どちらも結構多く走っていたのではないでしょうか。南高校側でも多いときは日中4~5本くらい走っていたような気がします。

 その他区間便として、朝に平戸始発便、日中と夜にごくわずかですが平戸行きがありました。また、休日に限り、朝2本、室ノ木始発南高校・芹ヶ谷経由上大岡駅行きという出庫便もありました。

 30系統などと同様、部分的に神奈中バスに移譲され、2006,1月に全便移譲されました。市営バス時代に深夜バス上大岡駅→芹ヶ谷→平戸線もありましたが、こちらも移譲されています。(神奈中バスの深夜バスは不動坂行きです。)

 所管は港南営業所がメインですが、最戸町側の区間便に一部野庭営業所の便が入っていました。

 経路は、上大岡駅~港南区総合庁舎間は現2系統、旧30系統などと同じルートです。その先右折すると、港南橋バス停がありますが、南高校方面のみの停車です。室ノ木あたりでは坂道を登っていきます。坂を登りきったあたりに月見ヶ丘団地バス停があり、その先左折すると南高校です。島越を過ぎたあたりでは左側下方に上永谷駅一帯が見えます。その先下りにさしかかり、日限地蔵入口で環状2号線にぶつかり、旧30系統と同じルートになります。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、港南区総合庁舎前~港南橋~室の木~月見ヶ丘団地前~南高校前~上永谷住宅入口~島越~上永谷中学校前~日限地蔵入口、30系統のコーナーでも紹介した平戸~芹ヶ谷です。

72系統

江ヶ崎~末吉橋~三ツ池道~森永工場前~鶴見駅

 (平土休 10本)

移譲直前のデータです。

 18系統の循環化前については詳細は不明ですが、18系統が循環運転をするようになり、18系統は(生麦~)鶴見駅~元宮~国道尻手~矢向~矢向駅~江ヶ崎八幡~末吉橋~三ツ池道~森永工場前~鶴見駅(~生麦)間を走っていました。朝・夕の18系統は元宮経由で矢向駅で折り返しとなるので、その埋め合わせで、72系統が朝3本・夕3本走っていました。なお、18系統は江ヶ崎八幡~東電研究所前(当時は「京南変電所前」)を通りますが、江ヶ崎には立ち寄りませんでした。

 18系統の経路が改編されてから、72系統は運転本数が増えました。それでも少ないほうですが。

 18系統と同じ車両が使われることもありましたが、所管は鶴見営業所だけではなく港北営業所も担当していました。

 廃止対象路線に挙げられ、2007,4月の大規模な再編で、臨港バスに移譲されました。

 経路は、鶴見駅~末吉橋間は13系統と同じで、末吉橋で右折して鶴見川を渡ります。渡るとそのまま直進してすぐ右に折れると、自動車鋳物前、東電研究所前を経て、JRの新鶴見操車場跡地に面した道路にぶつかります。旧18系統はそこを右折していましたが、72系統は左折して起終点の江ヶ崎に着きます。東電研究所前~江ヶ崎間は一方方向運転となっています。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、江ヶ崎~東電研究所前~自動車鋳物前~末吉橋です。

​75系統

75鶴ヶ峰駅南口3-3388.JPG

くぬぎ台団地~くぬぎ台団地入口~鶴ヶ峰駅南口

→平61 土47 休32

←平60 土47 休32

介護施設くぬぎ台~くぬぎ台団地~くぬぎ台団地入口~鶴ヶ峰駅南口

→平22 土31 休29

←平23 土31 休29

 

(廃止直前のデータです。)

 

 くぬぎ台団地と鶴ヶ峰駅を結ぶ短距離路線です。鶴ヶ峰駅はバスターミナルではなく、南口から発着しています。そのため、他の市バス路線と重複することもなく、孤立した路線となっています。変遷については、2006,1月に介護施設くぬぎ台まで延伸されたという点くらいでしょうか。運転本数は短距離ながらも多く、くぬぎ台団地~鶴ヶ峰駅南口間の日中は平日約20分間隔、土曜日約12~15分間隔、休日約15分間隔となっており、介護施設くぬぎ台発着便の日中は平日1時間に1本、土休日1時間に2本となっています。

 

 経路を鶴ヶ峰駅南口から紹介しますと、駅南口にはバスターミナルがありません。市営バスのバス停は1箇所、水道道の道路上にあります。2017,2月上旬までは、くぬぎ台方面から来たバスが駅南口バス停で降車扱いをした後、同じ場所で乗車扱いをし、出発後、すぐに左折をして裏道を迂回してから来た道(水道道)に戻りルートをとっていました。2017,2月ダイヤ改正より、鶴ヶ峰駅南口バス停の位置が変更となり、駅南口手前で右折し、「ココロットつるがみね」を周るようにして、降車扱いをします。その後、踏切すぐ近くで左折し、乗車扱いをします。一方方向循環のようなルートをとることに変わりありません。

 水道道ではアップダウンが激しいです。まずは登り、その後下り、そこで新幹線のガードをくぐります。再び登りに入り、くぬぎ台団地入口で左折し、団地内に入ればくぬぎ台団地バス停です。ここはささやかながらもロータリーになっており、バスの留置もできるようになっています。

 介護施設くぬぎ台行きはロータリーには入らず、そのまま直進、右折し、くぬぎ台小学校の前を通り、団地内を抜けていきます。介護施設くぬぎ台は団地の外れ、坂を下ったところにあります。

 

 この路線の所管は保土ヶ谷営業所ですが、車庫から運転区間までかなり?離れています。出入庫の回送車が鶴ヶ峰駅の商店街を走るのを見たことがありますが、今現在は、星川町、星川ランプ、新桜ヶ丘団地を経由したルートで送り込んでいます。

 2017,2月上旬より、鶴ヶ峰駅南口バス停の位置の変更にともない、ダイヤ改正が行われますが、平日朝と夕、土曜日日中の時間帯において若干減便されます。

​ また、中型車の運用がメインとなってきています。

​ 市営バスの中でも黒字路線ではありましたが、2021,9月末をもって、市営バスでの運行は終了となり、相鉄バスに移譲されます。運行本数の変化はありません。

76系統

滝頭→中村橋→睦橋→吉野町駅→前里町4丁目→日ノ出町駅→桜木町駅→日本大通り駅県庁前→横浜スタジアム前→長者町1丁目→浦舟町→睦橋→中村橋→滝頭

 これとは反対方向に走るのが98系統です。2006,3月に睦橋~吉野町駅~桜木町駅間が156系統に、睦橋~浦舟町~桜木町駅間が158系統に改編されました。これにより、桜木町駅を通して乗ることができなくなりました。所管は滝頭営業所です。

 なぜに系統番号まで変えてしまう必要性があったのか、不思議です。

 2015,4月より、港南地区の路線で76系統という系統番号が復活をしています。

77系統

芹ヶ谷~平戸~平和台~狩場町~権太坂上~保土ヶ谷町2丁目~保土ヶ谷駅東口~水道道~浜松町~戸部駅~横浜駅

(平日23本 土休日21本)

芹ヶ谷~平戸~平和台~狩場町~権太坂上~保土ヶ谷町2丁目~保土ヶ谷駅東口

(平日・土曜日 最終1本)

移譲直前のデータです。

 この路線の姉妹?系統として芹ヶ谷~平戸~平和台~狩場町~権太坂上~保土ヶ谷町2丁目~保土ヶ谷駅東口~水道道~浜松町~洪福寺~楠町~横浜駅西口間を走る82系統がありました。その頃の77系統は運転本数が非常に少なかったような気がします。

 いつしか82系統が廃止となり、28系統が改編され、77系統も改編されることになりました。

 

 芹ヶ谷~横浜駅芹ヶ谷~保土ヶ谷駅東口平和台折返場~横浜駅平和台折返場~保土ヶ谷駅平和台折返場→保土ヶ谷駅東口→水道道→藤棚→浜松町→水道道→保土ヶ谷駅東口→平和台折返場(藤棚循環)と、区間運転が豊富?になりました。狩場町~保土ヶ谷駅東口間は、28系統平和台折返場~保土ヶ谷駅東口~保土ヶ谷車庫線も混じって、かなり多くの本数のバスが走っていました。77系統の栄華の頃と言えましょう。

 しかしながら、保土ヶ谷営業所所管の藤棚循環線、朝・夕~夜のみの運転だったのでしょうか、が廃止となり、のち、平和台区間便も廃止となります。平和台区間便は保土ヶ谷営業所・野庭営業所の共管でした。芹ヶ谷発着便の所管は野庭営業所単独だったのでしょうか。

 さらには2006,1月に71系統などが神奈中バスに移譲されたと同時に、運転本数が大幅に削減され、芹ヶ谷~横浜駅線は1時間に1本、芹ヶ谷~保土ヶ谷駅東口線は平日・土曜日の最終1本のみとなってしまいました。

 2006,3月に神奈中バスに移譲されますが、その1か月前から、車両転属の関係で、野庭営業所と港南営業所の共管になっていたそうです。

 経路は、芹ヶ谷~平戸間は旧30系統などと同じルートです。平戸の先、国道1号線に入り、平和台を過ぎると、右手に平和台折返場が見えてきます。なお、平和台と平和台折返場は至近距離にはありません。

 狩場町~浜松町間は現28系統、浜松町~横浜駅間は9,102系統と同じルートになります。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、30系統のコーナーで紹介した芹ヶ谷~平戸、平戸~坂下口~山谷~平和台~狩場町です。平和台折返場~狩場町間は28,53,79,260系統が重複します。

80系統

新横浜駅~港北車庫~菊名駅~港北小学校~浦島丘中学校下~東神奈川駅西口~横浜駅西口

 1日15本程度で、59系統の運転間隔を埋めるように走っていました。あくまで59系統がメインなので、1~2時間に1本といったところでしょう。東神奈川駅西口始発便(新横浜駅行き)が、1日1本だったでしょうか、運行されており、東神奈川駅西口のトーカイプラザの前にその便専用のバス停が立っていました。

 59系統とルートを異にするのは、新横浜駅から、当時バス停はありませんでしたが、大豆戸交差点の間です。この区間は41系統も走る区間です。

 所管は港北営業所でしたが、いつしか59系統とともに浅間町営業所に移管されています。そしていつしか廃止となっています。新横浜駅~横浜駅西口を結ぶバスは他にも、108系統がありました。

81系統

杉田平和町~杉田~中原~磯子車庫前~磯子駅~八幡橋~滝頭~中村橋~千歳橋~浦舟町~長者町1丁目~横浜スタジアム前~県庁前~桜木町駅~横浜駅

 菅田町~西菅田団地~横浜駅西口間を走る81系統の前に走っていたものです。杉田平和町~横浜駅西口間を走るバスはこの他にも110系統がありました。110系統との違いは、長者町1丁目~本町4丁目間の経路で、110系統は、伊勢佐木長者町駅、羽衣町を経由していました。

 110系統の運転本数がかなり多いため、この81系統の運転本数はごくわずかなものでした。

 実にかげのうすい存在で、知らない間に廃止となってしまいました。所管は磯子営業所です。

 いつ頃かのものかは不明ですが、時刻データを紹介しておきます。

(横浜駅発杉田平和町行き)

平日  21:48

土曜日 12:52 21:48

休日  21:38

 あまりにも少なすぎるようですが、この他に、桜木町駅~杉田平和町間の区間便があったはずです。磯子駅までの運転があったのかどうかは不明です。

 杉田平和町は国道357号線ではなく、細い道路にバス停があります。杉田で国道16号線に入り、磯子駅まで旧4系統と同じルートです。磯子駅~中村橋間は113系統と、中村橋~桜木町駅間は158系統と、桜木町駅~横浜駅間は8系統などと同じルートです。この系統が単独で走る区間はありません。

81系統

菅田町~西菅田団地~菅田町入口~片倉町駅~大丸~片倉町入口~三ツ沢総合グランド入口~岡野町~横浜駅西口

(平日22本 土曜日17本 休日16本)

廃止直前のデータです。

 経緯など詳しくは、12系統のコーナーで紹介されています。もともとは12系統で、緑車庫~鴨居駅~菅田町~西菅田団地~片倉町駅~三ツ沢総合グランド入口~横浜駅西口間を走っていましたが、1996,3月に改編され、杉田平和町~横浜駅間を走っていた81系統の番号が付けられ、菅田町~横浜駅西口間に短縮されています。

 運転本数は日中1時間に1本と、12系統時代に比べて少なくなりましたが、その分、36系統西菅田団地経由が増えています。改編当初は土曜日の日中に約30分間隔になる時間帯がありましたが、学校対策だったのでしょうか。後に土曜日も、休日同様朝から夜まで1時間に1本に改正されています。また、12系統時代には、西菅田団地~片倉町駅間、西菅田団地~横浜駅西口間を走る区間便もありましたが、すべて菅田町~横浜駅西口間に統一されています。

 身近に走る96系統や120系統などとともに、廃止対象路線に挙げられてしまい、2007,4月の大規模な再編のときに惜しくも廃止となってしまいました。廃止反対の声は大きいものでした。

 2007,4月からは、81系統の代替とも言えない291系統に改編されています。確かにこの81系統は、菅田町内、特に西菅田団地、から横浜駅西口への利用がメインなので、291系統に改編されたところで菅田町内には関係がないような気がします。

 2007,4月の改編後、36系統の西菅田団地経由がさらに増えはしましたが、運転間隔がかなり開く時間帯もあります。

 経路は、菅田町~西菅田団地~片倉町駅間は、現36系統と同じです。旧12系統を引き継いだものなので、すべての便が西菅田団地を経由します。片倉町駅~片倉町入口間は、旧38系統、現291系統のルートと同じで、新横浜通りをそのまま直進し、大丸を経由します。片倉町入口~横浜駅西口間は、44,83系統などと同じルートです。

 所管は12系統の時代から緑営業所となっています。菅田町まで短縮されたからといって、浅間町営業所は担当していません。

 1995年型車から、系統・行き先が統一された方向幕になり、81系統では画像のものの他に、「81 三ツ沢グランド 西菅田団地 菅田町」と表示された方向幕も存在しました。

82系統

芹ヶ谷~平戸~平和台~狩場町~権太坂上~保土ヶ谷町2丁目~保土ヶ谷駅東口~水道道~浜松町~洪福寺~楠町←北幸2丁目←/→鶴屋町3丁目→横浜駅西口

 77系統のコーナーでも紹介されているとおり、77系統の姉妹?系統です。芹ヶ谷~浜松町間は共通して走り、浜松町~横浜駅西口間は現53系統と同じルートになるといったものです。横浜駅西口第2バスのりば発車のため、芹ヶ谷方面行きは北幸2丁目経由となります。現53系統の横浜駅西口行きは北幸2丁目経由(通過扱い)ですが、旧82系統横浜駅西口行きは北幸2丁目経由だったのか、鶴屋町3丁目経由だったのかどうかは、はっきりしておりません。(おそらく後者だと思いますが。)

 いつ頃のものかは不明ですが、横浜駅西口発の時刻データによると、1時間に1~2本といった運転形態で、平日13時台に2本、休日9時台に1本、平戸止まりが、平日17時台に1本、土曜日7時台・11時台に2本、平和台折返場行きがありました。所管は野庭営業所です。いつ頃かは不明ですが、廃止となり、その後、36系統の改編時に系統番号が復活しました。

​83系統 

上菅田東部公園~神保境~東泉寺前~羽沢団地~三枚町~片倉町入口

~三ツ沢総合グランド入口~岡野町~横浜駅西口

→平37 土26 休25

←平36 土26 休25

旭硝子前~旭硝子入口~寺下橋~梅の木~上星川~和田町~峯小学校~洪福寺~浅間下←岡野町←/→楠町→横浜駅西口

移譲直前のデータです。

 

 かつては他にも、横浜駅西口~楠町~浅間町車庫~和田町~梅の木~寺下橋~旭硝子入口(現:神保境)~東泉寺~片倉町入口~三ツ沢総合グランド入口~岡野町~横浜駅西口という両まわり循環線と、出庫便として、浅間町車庫発和田町・旭硝子入口経由横浜駅西口行きもありましたが(どちらも旭硝子前<現:上菅田東部公園>には入りません。)、いつしか改編され、今現在の運行に至っています。その頃は運転本数もかなり少なかったような気がしますが、だんだんと本数が増えてきているような気がします。

 

 メインの三ツ沢経由線は、日中1時間に1~2本の運転で、44系統には及びません。横浜駅西口から東泉寺までは44系統、相鉄バス浜1系統と同じルートを走ります。また、三枚町~旭硝子前間は129系統との共通区間でもあります。そのため、83系統独自の区間はありません。東泉寺の交差点を左折し、のどかな風景の中を走ります。羽沢幼稚園入口あたりからなだらかな坂を登り、旭硝子入口で左折、狭い道路をわずかに進み、旭硝子前に着きます。旭硝子前バス停は研究所の正門前にあります。以前バス停は道路を挟んだところにありましたが、研究所側に移設されています。移設前も実際ののりばは研究所側でしたが。

 この路線は旭硝子研究所への通勤路線といった感じもしますが、もちろんのこと、羽沢地区の生活路線でもあります。羽沢幼稚園入口、旭硝子入口あたりでは住宅地が増えてきています。余談ですが、旭硝子前から南へ歩いていけば、相鉄バスの七里堰(しちりぜき)バス停、旭硝子入口から北へ歩いていけば、12,36系統の西菅田団地に出られます。どちらも歩いて10~15分くらいの距離です。

 

 83系統にはもう1つ、レアな路線があります。循環線の名残りとして、和田町経由線が残っています。しかし、運転本数は平日1本だけです。横浜駅西口発8:00、旭硝子前発18:42です。時間帯からすると旭硝子研究所の通勤のための便のようです。この路線には謎があります。旭硝子入口バス停は3箇所あります。片側1車線道路に2箇所、旭硝子前方面への枝道に1箇所です。前2者は、1つが83系統(三ツ沢)横浜駅西口行き,129系統新横浜駅行き、もう1つが83,129系統旭硝子前行き、129系統鶴ケ峰駅行きののりばです。後者は83系統(和田町)横浜駅西口行きのもので、1日1本だけのためにあるバス停です。ところが、83系統の和田町方面から来た旭硝子前行きのバス停が見あたりません。通過扱いでしょうか? いや、横浜市営バスの公式ホームページで経路検索すると、そうではありません。ただ、バス停がないだけのことでしょう。その便に乗って、旭硝子入口で降車しようとすると何処で降ろされるのでしょう? 利用が見込まれなくてもポールは設置するはずなのですが、ここでは例外となっています。

 

 こちらの経路は、横浜駅西口発は岡野町経由、横浜駅西口行きは楠町経由となっています。これも循環線の名残りなのでしょうか? 浅間下~梅の木~寺下橋間は、急行運転はしませんが、92系統と同じ経路です。寺下橋の先の三差路から坂を登ると旭硝子入口の交差点です。そこを右折すると旭硝子前に着きます。

 2022,10月のダイヤ改正で、旭硝子研究所の移転の関係で、旭硝子前は上菅田東部公園、旭硝子入口は神保境に名称変更のほか、1日1本運行の和田町・梅の木経由便が運行終了となります。

 2023,9月末をもって、市営バスでの運行は終了となり、相鉄バスに移譲される予定です。これにより、三枚町~峰沢団地~片倉町入口間は市営バスが運行されない区間となります。

84系統

芹ヶ谷~最戸町←桜岡小学校←/→最戸橋→上大岡駅~吉原~清水橋~港南車庫

 芹ヶ谷発着系統の出入庫便だったのでしょうか。運転間隔も不規則で本数も少ないものでした。芹ヶ谷~上大岡駅間は旧30系統などと、上大岡駅~港南車庫間は2系統と同じルートを走ります。港南地区の路線整理が始まる頃、廃止となっています。所管は港南営業所です。

86系統

生麦~明神前~新興駅~宝町~守屋町~入江橋~新町~東神奈川駅入口~神奈川公園~横浜駅

 現存の路線の他に、上記のルートを走る路線がありました。運転本数はやはり少ないもので、1日数える程度の本数でした。いつ頃のものかは不明ですが、時刻データが残っているので紹介しておきます。

(生麦発 宝町経由横浜駅行き)

平日  6:22 7:46 19:53

土曜日 6:29 7:11 11:26 19:06

休日  6:18 7:18   9:18 15:18 20:10

 横浜駅発の時刻がどんなものかわかりませんが、生麦発が夕刻に1本も走っていないのが不思議です。また、休日日中に走っているのも(もっと)不思議です。ここでは省略してありますが、86系統の直通の横浜駅行きは、12~15時台には1時間に3~4本も走っていました。今の運転本数からすると考えられないほど?の本数です。

 当時、この路線の経路は謎となっていました。当時の路線図を見ると、新子安駅~守屋町間に2つの分岐路が描かれてありました。西側は守屋町~末広橋間、東側は守屋町~新子安・遍照院前間です。西側は19系統の宝町先まわり循環線のルートと判明しましたが、(詳しくは、19系統のコーナーを参考にしてください。)東側はなかなか謎が解明できずにいました。実際に86系統生麦発宝町経由横浜駅行きに乗って、初めて確認ができたのです。じつは、19系統が使うものではなく、86系統の宝町経由横浜駅行きのみが通るルートだったのです。

<横浜駅発宝町経由生麦行き>

 →末広橋→新子安駅前バス停には入らず、駅前のロータリーをのぼる→守屋町→

<生麦発宝町経由横浜駅行き>

 →守屋町→子安ランプを右折して下る→国道15号線の現「子安ランプ入口」T字路に出て左折→新子安→末広橋→

 正確に記録したものが残っておらず、あまり自信がありませんが、以上のような経路をとっていたものと思います。

 経路全般については、現行の19系統、86系統と重複しているので、ここでは省略します。所管は鶴見営業所です。

HOME

その3

その5

bottom of page