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廃止・他事業者移譲系統 その5

87系統

長津田駅~下恩田~田奈駅~神前橋~すみよし台~鴨志田~桐蔭学園入口~市が尾駅

 所管営業所は緑営業所だったのでしょうか。運転本数なども不明です。のちに、43系統に改編され、市が尾駅発着から川和町発着に、また鴨志田団地を経由するようにもなりました。43系統長津田駅~川和町線の頃は1日4本と少ないものでした。

88系統

新北川橋~東山田駅~勝田~茅ヶ崎中学校入口←仲町台駅←桜並木←/→桜並木→仲町台駅→茅ヶ崎中学校入口~茅ヶ崎貝塚橋~中丸~センター南駅

→平11 土11 休11

←平11 土11 休11

(廃止直前のデータです。)

 もとはといえば、この系統は、道中坂下~勝田~茅ヶ崎中学校入口~向原~星ヶ谷~佐江戸~中山町~中山駅間を走る路線でしたが、1日9本という少なさでした。

 その後、日中の運転経路が変更され、道中坂下~勝田~茅ヶ崎中学校入口~茅ヶ崎中学校~中丸~都筑ふれあいの丘~星ヶ谷~佐江戸~中山町~中山駅線が新設されました。その当時の時刻データを紹介しておきます。

(中山駅発)

 平日・土曜日 6:00 6:48 8:55 11:08 12:52 14:55 17:12 19:06 20:16

 休日     6:00 7:11 8:55 11:08 12:58 14:55 16:48 19:06 20:16

緑字~都筑ふれあいの丘経由道中坂下行き

 日中の都筑ふれあいの丘経由便は、2008,3月まで残っていた、道中坂下~センター南~都筑ふれあいの丘~仲町台駅線の前身にあたるものです。なお、この頃は、星ヶ谷~東方原~平台間の近道ルートは存在せず、星ヶ谷~坂下~平台といったルートを走っていました。(旧73系統も同じです。)

 1993,3月の地下鉄あざみ野延伸時に、日中以外の便が仲町台駅を経由するようになります。

 1994,11月の都筑区発足時に大きく変わり、中山駅発着を変更して、センター南駅、仲町台駅発着に短縮されました。このときから所管が緑営業所から港北ニュータウン営業所に変わっています。

センター南駅~都筑ふれあいの丘~仲町台駅~勝田~道中坂下

(終日10~11本)

仲町台駅~都筑ふれあいの丘~センター南駅~中丸~勝田~道中坂下

(日中4本)

(改編時のデータです。)

 その頃は両路線あわせて、道中坂下発はほぼ1時間に1本という、これまでにない多さになったのです。時折小型車が走るのも見られました。

 しかしながら、だんだんと減便され、2007,4月以降は道中坂下~センター南駅線も1日6便にまで減らされています。また、2007,4月の大改編より、所管が港北ニュータウン営業所から港北営業所に変わっています。

 2008,3月地下鉄グリーンライン開業に伴い、センター南駅~中丸~仲町台駅~勝田~東山田駅~新北川橋間に路線が変わりました。1本増発されましたが、終日90分間隔となりました。

 これにより、センター南駅~都筑ふれあいの丘~仲町台駅間を走る市営バスが消滅し、堀の内~山田~道中坂下間から市営バスが撤退することになりました。(302系統の一部便が回送ルートとして道中坂下で折り返しているようですが・・・。)なお、この改編により、センター南駅~御影橋間と都筑ふれあいの丘~仲町台駅間で乗り継ぎ運賃制度が始まっています。

 2010,10月末をもって、この系統番号は廃止となり、302系統に統合されています。

 

 新北川橋はかつての302系統が折り返しをしていたところです。2007,4月の大規模な再編時の302系統路線短縮により、センター北駅~新北川橋折返場線が廃止になり、折返場のバス停は不要になりましたが、また使われるようになりました。(折り返しをしない302系統の新北川橋バス停は少し離れた大通り沿いにあります。)しかしながら、88系統廃止により、新北川橋折返場は不要になりました。新北川橋~東山田スポーツ会館~東山田駅(旧百石橋)は市営バス復活区間です。

89系統

市が尾駅~東福寺前~川和町~川和高校~牛谷戸~折田公園~柚の木谷~江田ドエル前~江田駅~市が尾駅

市が尾駅~東福寺前~川和町~川和高校

市が尾駅←/市が尾駅東口→東福寺前~泉天ヶ谷公園~川和高校~川和町

市が尾駅←/市が尾駅東口→東福寺前~天ヶ谷~川和高校

 市が尾駅循環線とも呼ばれていましたが、運転本数は少ないものでした。特に、川和町先まわりよりも江田駅先まわりのほうがきわめて少ないものでした。いつ頃のものかは不明ですが、時刻データを紹介しておきます。

(市が尾駅発)

平日    8:57 11:27 11:56 12:26 12:56 13:12 15:54

土曜日 11:27 11:56 12:26 12:56 15:40 18:16

休日  10:48 11:17 11:34 12:08 12:38 12:40 13:12 14:20 15:27

    16:30 17:01 20:32

ピンク~江田駅先まわり循環 青字~川和町経由川和高校行き 

その他~川和町先まわり循環)

 休日になると運転本数が多くなるという、変わりものでした。また、12時台に1本だけ川和高校行きになる理由もよくわかりません。折り返しはどうなっていたのでしょうか。所管は緑営業所、のちに港北ニュータウン営業所となっています。

 経路は、市が尾駅~川和町間は旧3系統と同じルートです。川和町で左折して、現73系統のルートに入り、川和高校を通ります。牛谷戸、荏田高校入口、折田公園前と現73系統のルートを進み、折田谷、神社裏と、旧33系統のルートに入ります。柚の木谷で左折して、東急バス江田駅・綱島駅線の走るルートに入り、江田ドエル前、小黒谷戸を経て、江田駅に着きます。その先は国道246号線を通って市が尾駅へ向かいます。

 川和高校通学用路線も走っていました。こちらは市が尾駅東口発で、到着は市が尾駅(西口)でした。当初の301系統も東口発でした。こちらも時刻データを紹介しておきます。

(市が尾駅東口発)

平日  8:14 8:23 8:26 8:28

土曜日 8:05 8:23 8:26 8:28 8:29

休日  運休(学校休校時も運休)

ピンク~天ヶ谷経由川和高校行き その他~泉天ヶ谷公園経由川和町行き)

 まさに通学主体のダイヤです。天ヶ谷経由は土曜日の8:05のみという時期もありましたが、その後増えました。それにしてもなぜに天ヶ谷を経由するしない両方の便が存在したのでしょうか。通学にはまず関係ないような気がしますが。

 経路は、市が尾駅東口を出ると、今現在の305系統などの市が尾駅行きのルートを逆戻りして、横浜上麻生道路に出ます。その先、東市が尾小学校までは現305系統などと同じルートです。東市が尾小学校で右折するのが天ヶ谷経由線です。住宅地の中を走り、天ヶ谷を経て、すぐに川和高校に着きます。天ヶ谷を経由しない便は泉天ヶ谷公園の先の交差点(現73系統が右左折する交差点)で右折し、川和高校に着きます。天ヶ谷経由のほうが高校へは早く着きます。なぜに泉天ヶ谷公園経由が存在したのでしょうか。

 なお、この頃は、川和高校に折り返しができるスペースがあり、3系統、73系統なども使っていました。といっても砂利敷きの駐車場のようなものでしたが。

 どちらの路線も廃止となり、今現在89系統は一本松小学校~横浜駅間を走る路線となっています。

 廃止により市営バスが撤退した区間は、柚の木谷~江田ドエル前~小黒谷戸~江田駅~市が尾駅、東市が尾小学校前~天ヶ谷~川和高校前です。

93系統

市電保存館前→滝頭→浜→磯子駅→磯子車庫前→中原→杉田駅→栗木町→氷取沢→磯子台団地

→氷取沢→杉田駅→中原→磯子駅

(朝1本)

磯子駅→磯子車庫前→中原→杉田駅→栗木町→氷取沢→磯子台団地→氷取沢→杉田駅→中原→磯子駅→浜→磯子警察署前→市電保存館前

(平日 日中5本 土曜日 夜1本)

磯子駅→磯子車庫前→中原→杉田駅→栗木町→氷取沢→磯子台団地→氷取沢→杉田駅→中原→磯子駅

(平日22本 土休日17本)

磯子台団地→氷取沢→杉田駅→中原→磯子駅

(始発1本)

2007,4月の再編直前のデータです。

 もとは、磯子台団地までは行かず、その手前の氷取沢で折り返していました。また、杉田駅を経由せず、打越経由のものもあったようです。打越経由はいつしか廃止となり、その後、氷取沢発着から、磯子台団地循環線に変更されました。

 293系統のコーナーでも紹介されていますが、栗木町~磯子駅~市電保存館前間は10系統とも共通で、栗木町~磯子駅間は両系統合わせて日中約30分に1本の割合で走っていました。(今現在もそう変わりませんが。)今現在は小型車があたり前のように走っていますが、以前は普通の車両も使われ、ツーマン運転も行っていました。

 しかしながら、2007,4月の大規模な再編で、2年間の暫定運行路線293系統として再編され、磯子駅~市電保存館前間は、10系統と同様、廃止となりました。その他変更点は、同時に廃止された100系統と合併され、磯子台団地をまわった後、上中里団地も経由するようになりました。磯子台団地始発便は残っていましたが、2009,4月の改正で廃止となっています。

 93系統時代の所管は滝頭営業所です。293系統に変わってからは磯子営業所の所管に変更されています。

94系統

金沢区総合庁舎←/→町屋→君ケ崎~金沢文庫~富岡~宮の前~サブセンター~富岡バスターミナル

→平 日中4  土 日中2   休0

←平 日中4  土 日中2   休0

(廃止直前のデータです。)

 

 

 区役所対策の路線でしょうか。京急バスとの共同運行で、1時間おきに両事業者交互に走るといった運行形態は以前から変わっていません。ただ変わったのは、国道16号線を共通運行していた4系統(追浜天神橋~金沢文庫~杉田~磯子駅)が2007,4月に撤退したということです。サブセンター周辺から金沢区総合庁舎へ行くには重宝な路線でしょう。こればかりはシーサイドラインでは不便だからです。

 

 富岡バスターミナルはかつては多くの市バスが集まるまさに「ターミナル」でしたが、今現在では使われる市営バスはこの94系統と2009,4月に新設された294系統だけです。富岡バスターミナルを出て、国道とは反対方向の道路を左折します。61系統が再編された294系統と同じルートをとり、サブセンター前で左折します。その先で国道16号線とぶつかり左折します。富岡バス停は京急富岡駅の近くにありますが、起終点の富岡バスターミナルからは至近の距離です。その先国道16号線を南下して、金沢文庫の先、君ヶ崎で国道を直進します。左手に金沢区役所が見え、その先を左折すれば金沢区総合庁舎バス停です。着いたバスは折り返す形態をとらず、始発となってそのまま進み、左折します。町屋、寺前を経て、君ヶ崎で右折して国道16号線に入り、もと来た道を引き返します。

 

 運転形態というより、運転時刻は、

富岡バスターミナル発が、9:02,10:02,11:02,12:02,13:02,14:02,15:02,16:02

金沢区総合庁舎発が、  9:30,10:30,11:30,12:30,13:30,14:30,15:30,16:30です。

太字が市営バスの時刻で、それ以外は京急バスです。土曜日は青字の便は運休、休日は全便運休します。

 2009,4月から、294系統新杉田駅~なぎさ団地~富岡バスターミナル線が新設され、この路線と94系統がセットダイヤとなっています。

 40系統と同様、対キロ運賃制となっています。4系統とともに京急バスへの移譲の話が出ている反面、永らく存続してきた路線でしたが、2021,3月末をもって運行終了となります。

​ 2021,7月のダイヤ改正より、294系統が改編された321系統が新設され、能見台駅付近~富岡~宮の前~慶珊寺前~サブセンター前間が復活となりました。また、同区間では休日も運行されるようになります。

95系統

市が尾駅~川和町~佐江戸~梅田橋~東方町~新開橋~(第3京浜道路経由)~市民病院入口~三ツ沢総合グランド入口~浅間下←岡野町←/→楠町→横浜駅西口

(平日21本 土休日18本)

廃止直前のデータです。

 廃止が惜しまれた「話題の系統」です。川和・市が尾地区と横浜駅西口を第3京浜を使って「ワープ」してくれる便利な路線です。当初は市が尾駅までではなく、川和町発着でしたが、いつしか市が尾駅まで延長されました。

 運転本数は、日中1時間に1本程度と廃止直前には少なくなりましたが、平日・土曜日日中30分間隔、休日日中35~40分間隔という頃もありました。

 横浜駅西口行きは当初は鶴屋町3丁目を経由していましたが、鶴屋町3丁目交差点右折渋滞が原因なのでしょうか、→楠町→北幸2丁目(通過扱い)→横浜駅西口に変更されました。現53系統と同じです。市が尾駅行きは変わらず岡野町経由です。

 地元客の利用ももちろんありますが、横浜上麻生線周辺の通勤客の利用が目立ちました。それゆえ、ラッシュ時ともなると立ち客が出るほどです。それにもかかわらず、2007,4月の大規模な再編とともに廃止となってしまいました。3系統の廃止もあり、川和・市が尾地区からバス1本で横浜駅西口へは行けなくなってしまいました。

 所管は緑営業所から港北ニュータウン営業所に変わっています。

 経路は、市が尾駅~梅田橋間は旧3系統と、梅田橋~新開橋間は現41系統と同じルートです。新開橋の交差点を右折したところに95系統専用の新開橋バス停がありました。その先第3京浜の港北インターに入り、第3京浜道路を南下していきます。保土ヶ谷料金所の先、三ツ沢出口をおりて、44系統などの通る新横浜通りに合流します。市民病院入口バス停は44系統などのバス停よりやや先に設置されていました。その先は44系統などと同じルートになりますが、横浜駅西口行きは、浅間下から先は53系統と同じルートになります。

 ぜひ復活してほしい路線の1つです。

 廃止により市営バスが撤退した区間は、3系統のコーナーで紹介した東福寺前~川和町、新開橋~(第3京浜)~市民病院入口です。

96系統

八反橋←菅田町入口←/→ケアプラザ入口~下耕地~岸根公園~六角橋北町~六角橋~東神奈川駅西口~横浜駅西口

(13~22本)

八反橋←菅田町入口←/→ケアプラザ入口~下耕地~岸根公園~六角橋北町~六角橋~東神奈川駅西口

(平日・土曜日 始発1本)

廃止直前のデータです。

 八反橋~横浜駅西口間は44,旧36,現82系統が走っているので、存在感の薄い路線でした。運転間隔も日中は1時間に1本です。なお、終発が19~20時台と早いものでした。

 この路線は、八反橋発着の82系統を補完する役割のものだったのでしょうか。六角橋中学校あたりから東白楽駅、東神奈川西口に出るには重宝な路線だったのではないでしょうか。

 いつしか廃止対象路線に挙げられ、2007,4月の大規模な再編で廃止となりました。現在は291系統に改編されて、下耕地~六角橋北町間だけですが、走っています。

 所管は現82系統と同じで、浅間町・緑営業所の共管ですが、休日は緑営業所所管が目立ちました。しかし、緑営業所の行き先方向幕は「96 八反橋」と、途中経由地「六角橋北町」が入らず、そのため、現82系統が36系統だった頃は、「36 八反橋」と区別しづらかったのも記憶にあります。

 経路は、八反橋~下耕地間は82系統と同じルートです。八反橋~片倉下町間の停留所に変遷があります。環状2号線が整備されていない頃は、菅田町入口は両方向の停車でした。整備後、交差点右折の関係で、菅田町入口は八反橋行きのみの停車となっています。ケアプラザ入口は当初は横浜駅西口行きのみの停車でしたが、後に八反橋・菅田町方面にも設置されました。

 下耕地で左折し、旧38系統(現291系統)と同じルートに入ります。なお、96系統は片倉町駅は経由しません。岸根公園を経て、六角橋北町を右折すれば、その先は39系統と同じルートになります。横浜駅西口行きは、旧3系統、当時の39系統と同様、鶴屋町3丁目経由でした。横浜駅西口の96系統ののりばは第2バスターミナルにありました。

98系統

滝頭→中村橋→睦橋→浦舟町→長者町1丁目→横浜スタジアム前→日本大通り駅県庁前→桜木町駅→日ノ出町駅→前里町4丁目→吉野町駅→睦橋→中村橋→滝頭​

 旧76系統が外まわり循環に対して、こちらは内まわり循環です。桜木町駅始発便が存在していたような気がします。2006,3月に、旧76系統と同様に改編され、こちらは158系統として運行しています。所管は滝頭営業所です。

99系統

磯子車庫前~磯子駅~浜~原町~根岸駅~間門~本牧原~和田山口~小港~本郷町

~元町~港町~地下鉄関内駅~尾上町~本町4丁目~桜木町駅

→平30 土22 休21

←平30 土22 休21

(廃止直前のデータです。)

 

 運行形態は区間運転もなくシンプルなものですが、経路の変更があります。元町~本町4丁目間が、市庁前(現:港町)、尾上町経由から、中区分庁舎前、中華街入口経由に変更されましたが、2007,4月の大規模な再編で、もとのルートに戻りました。

 磯子車庫前から小港までは58系統とまったく同じルートを走ります。八幡橋バス停は58,99系統磯子車庫前行きのみ2箇所バス停がありましたが、八幡神社側の八幡橋バス停は2016,10月より原町に名称変更されました。

 小港では本牧通りをそのまま直進し、101,105,106系統などと同じルートを走ります。本郷町あたりは商店街がつづきます。麦田町では21系統が合流して、トンネルを抜けると元町に着きます。そのまま直進して、横浜スタジアムあたりで右折、左折をくり返し、港町を経て、地下鉄関内駅に着きます。ここで右折して本町4丁目へ向かいます。本町4丁目で左折し、桜木町駅までは8系統などと同じルートになります。

 日中の運行本数は1時間に2~3本ありましたが、大幅に削減され、平日日中は約25~35分間隔、土休日は約45分間隔となってしまっています。58系統とだんご運転にならないように設定されているのは変わりありません。

​ 2020,11,3のダイヤ改正をもって運行終了となり、磯子車庫~磯子駅~小港間は、58系統磯子車庫~磯子駅~みなと赤十字病院線がカバーすることになります。

​ 

100系統

(造船所前→)磯子駅→芦名橋→磯子台→浜小学校→汐見台3丁目→汐見台2丁目→浜小学校→磯子台→芦名橋→磯子駅(→造船所前)​

 70系統の姉妹?路線のようなものです。汐見台団地内を70系統と反対まわりに循環していました。70系統は当時は日中でも1時間に4~5本くらいありましたが、この100系統は1時間に1本程度だったのではないでしょうか。造船所前発着便ともなるともっと少なかったことでしょう。造船所前発着便は、当時の70系統と同様、磯子駅→循環→磯子駅→造船所前、造船所前→磯子駅→循環→磯子駅といった運行形態でした。いつ頃かは不明ですが、廃止となっています。所管は磯子営業所と思っていましたが、滝頭営業所とのことです。また、この路線は、「芦名橋循環」と呼ばれていたそうです。(情報を提供してくださった方に大変感謝しております。)

 経路は、磯子駅~浜小学校間は旧60系統と同じです。浜小学校の先で左折して、汐見台団地内を70系統と逆ルートでまわっていき、汐見台1丁目で64,78系統のルートに合流します。(汐見台ストアー前は通りません。)浜小学校で右折して、来た道を引き返し、磯子駅へ戻ります。

100系統

新杉田駅→療育センター→杉田坪呑中央→向坂→上中里町→下ヶ谷→上中里団地→上中里小学校→上中里町→向坂→萩台→洋光台駅

洋光台駅→萩台→向坂→上中里町→下ヶ谷→上中里団地→上中里小学校→上中里町→向坂

→杉田坪呑中央→療育センター→新杉田駅

(平日21本 土休日20本)

廃止直前のデータです。

 汐見台循環の100系統が廃止された後、わりと近いところで復活しましたが、所管は港南営業所となっています。

 新杉田駅~向坂間は新設区間ですが、向坂~洋光台駅間は107系統とまったく同じです。107系統上中里団地循環線の補完的な役割ともなっていました。

 運転本数は日中1時間に1本程度です。新杉田駅~杉田坪呑中央(すぎたつぼのみちゅうおう)間には215系統も走るようになりましたが、100系統は廃止対象路線に挙げられ、2007,4月の大規模な再編時に廃止となりました。その後は293系統に一部経路が引き継がれています。

 経路は、新杉田駅~杉田坪呑中央間は215系統と同じルートです。杉田坪呑中央ではそのまま直進し、トンネルを抜けて、笹下釜利谷道路を左折します。その先は107系統上中里団地循環線と同じルートになります。上中里団地内はどの系統も一方方向で循環するようになっています。

 廃止により市営バスが撤退した区間は、杉田坪呑中央~向坂です。(途中に停留所はありません。)

107系統

金沢文庫駅西口~市民の森入口~氷取沢~下ヶ谷~上中里町~向坂~田中~洋光台駅

~洋光台5丁目~港南環境センター~港南台駅~(直通)~港南台入口~清水橋~港南車庫

(10~11本)

金沢文庫駅西口~市民の森入口~氷取沢~下ヶ谷~上中里町~向坂~田中~洋光台駅

(平日21~22本 土休日14本)

磯子台団地→氷取沢→下ヶ谷→上中里町→向坂→田中→洋光台駅

(朝1~3本)

(移譲直前のデータです。)

 経緯など詳しくは、107系統のコーナーを参考にしてください。また、さらに遡ると、金沢文庫駅西口発着線が開通する前は、洋光台駅~氷取沢間の運転でした。

 2006,11月に、金沢文庫駅西口・磯子台団地~洋光台駅間は京急バスに移譲されています。運転本数は日中1時間に2本程度でした。磯子台団地始発便は、かつては氷取沢始発でした。所管は港南営業所です。

 経路は、金沢文庫駅西口を出て、ひたすら笹下釜利谷道路を走りつづけます。市民の森入口~氷取沢間でトンネルをくぐり、氷取沢~栗木町間は当時の93系統と同じルートです。107系統は栗木町でそのまま直進し、温室前、田中を経て、その先で左折します。その先は旧69系統芹ヶ谷~港南台駅線と同じルートをとり、洋光台駅へ向かいます。

 洋光台駅~港南台駅間は旧69系統が日野峰経由であるのに対して、こちらは111系統と同じく洋光台5丁目経由です。

 港南台駅~港南車庫間はまさに現108系統と同じルートです。港南台中央、公園前を経由しない直行ルートです。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、金沢文庫駅西口~釜利谷東小学校前~赤坂~宮が谷~神明前~市民の森入口~氷取沢、栗木町~温室前~田中~洋光台第1小学校前~洋光台駅です。

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その6

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