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廃止・他事業者移譲系統 その6

108系統

新横浜駅~又口橋~菅田町入口~片倉町駅~大丸~三ツ沢総合グランド入口~横浜駅西口

 新横浜駅と横浜駅西口を結ぶ路線ですが、こちらは三ツ沢グランドを経由します。同区間は地下鉄も走っているわけで、いつの日か廃止となりましたが、地下鉄横浜~新横浜間開通以後も残っていたような気がします。

 運転本数は1時間に1本、いや、さらに少なかったのでしょうか。所管は港北営業所です。

 経路は、新横浜駅~菅田町入口間は現129系統と、菅田町入口~片倉町駅間は現36系統、片倉町駅~横浜駅西口間は現291系統と同じルートです。

108系統

市電保存館前~磯子警察署~八幡橋~根岸駅~間門~本牧原~小港~本郷町~元町~中区分庁舎前~中華街入口~日本大通り駅県庁前~桜木町駅

(平日日中7本)

​(廃止直前のデータです。)

 新横浜駅を走る路線が廃止となって、その後、滝頭営業所で系統番号が復活しました。ところが、平日の日中のみの運転(毎時1本)なので、非常に存在のうすい存在でした。見かける機会もあまりなく、2006,3月に廃止されています。

 経路は、市電保存館前~八幡橋間は21系統、八幡橋~桜木町駅間は当時の99系統と同じルートです。この系統が単独で走る区間はありませんでした。元町~中区分庁舎前~山下町間は108系統の他、みなとみらい線開通時に99系統が走るようになり、その他、127系統本牧車庫~間門~小港~元町~中区分庁舎前~山下町~中華街入口~桜木町駅~横浜駅線も走りましたが、2007,4月の大規模な再編時にこの区間から市営バスは撤退しました。108系統が走る以前は旧130,旧131系統市内循環バスの経路にもなっていました。しかもその頃は、中区分庁舎前バス停は「中保健所前」という名称でした。

109系統

洋光台駅~日野団地入口~洋光台2丁目~洋光台1丁目~打越~関の下~上大岡駅~弘明寺​

 現在では一部区間江ノ電バスが走っていますが、当時運転本数は少なかったようです。洋光台1丁目~打越間は2013,2月上旬まで63系統によって使われていました。

 所管営業所は港南営業所で、一部区間急行運転を行っていたようですが、詳細は不明です。

109系統

スカイウォーク~T6バース←大黒海づり公園←流通センター←/→流通センター→大黒海づり公園→T6バース~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~桜木町駅

(平日・土曜日12~18本)

スカイウォーク~T6バース~大黒海づり公園~T6バース~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~桜木町駅

(休日19~22本)

スカイウォーク~L8バース~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~桜木町駅

(平日・土曜日 7~14本)

スカイウォーク~L8バース~(ベイブリッジ経由)~横浜駅西口

(平日・土曜日 6~10本)

スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~桜木町駅

(7~15本)

スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~桜木町駅~横浜駅

(←休日 朝1本 / →休日 夜1本)

スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~横浜駅西口

(←平日・土曜日 日中~夜8~9本 / →平日・土曜日 朝2~5本)

(2007,4月の改編時直前のデータです。)

 当初はどんなものだったのでしょうか。1989年新設当初、L8バース経由は運行されていなかったはずです。

 1992現在では以下の路線形態となっていました。

 ①スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅

 ②スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅~横浜駅

 (休日のみ運行)

 ③スカイウォーク~L8バース~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅

 

 L8バース線が新設された当初は、スカイウォークを発車してL8バースを循環して、再びスカイ

ウォークに戻ってからベイブリッジに入るという運転形態をとっていました。

 1995年あたりに横浜駅西口発着便が新設され、横浜駅(東口)発着便はこの頃から休日1往復だけになったのではないでしょうか。以下は、1996年あたりに大黒海づり公園線が新設される直前の路線形態です。

スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅

スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅~横浜駅

スカイウォーク~L8バース~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅

スカイウォーク~C4バース~(ベイブリッジ経由)~山下ふ頭入口~中華街入口~桜木町駅

スカイウォーク~(ベイブリッジ経由)~横浜駅西口

スカイウォーク~L8バース~(ベイブリッジ経由)~横浜駅西口

スカイウォーク→L8バース→スカイウォーク

スカイウォーク→C4バース→スカイウォーク

 ④はのちに大黒海づり公園線に改編されます。⑦、⑧の時刻データがなく詳細は不明ですが、おそらく平日、土曜日の日中限定で運行されていたのでしょうか。

 1996年あたりに大黒海づり公園経由便が新設され、上記の④、⑦、⑧が廃止となっています。その後2007,4月の大改編まで、海づり公園入口バス停設置がありますが、運行形態はほぼ変わっていません。

 ただし、海づり公園線新設当時、休日ダイヤについては、大黒税関前、T4バース、T6バース、流通センター、C4バース、C3バースは通過となっていました。(海づり公園入口バス停はこの当時設置されていません。)

 

 2007,4月の大規模な再編時に、桜木町駅発着便がすべて廃止となり、全便が横浜駅西口発着となっています。運行形態については、路線紹介109系統のコーナーで紹介されています。

 今現在の109系統は本牧営業所所管になっていますが、2008,2月まで所管は鶴見営業所でした。

110系統

杉田平和町~杉田~中原~磯子車庫前~磯子駅~浜~滝頭~中村橋~千歳橋~浦舟町~伊勢佐木長者町駅~長者町5丁目~羽衣町~本町4丁目~桜木町駅~横浜駅

磯子車庫前~磯子駅~浜~滝頭~中村橋~千歳橋~浦舟町~伊勢佐木長者町駅

~長者町5丁目~羽衣町~本町4丁目~桜木町駅~横浜駅

杉田平和町←杉田←中原←磯子車庫前←磯子駅←浜

 京急バスと共通運転しており、日中の磯子駅~横浜駅間は両事業者あわせてほぼ10分間隔の運転でした。それなりの運転本数なので、車内は常に混雑しているというイメージがありました。京急バスと共通運転していた仲間?の旧4系統よりも先、2006,3月に京急バスに全便移譲となりました。

 杉田平和町まで足を延ばす便は1時間に1~2本と少ないですが、横浜駅から磯子車庫までの区間便は結構な本数がありました。しかし、時刻表では磯子駅止まりになっており、行き先方向幕も磯子車庫の表記は見あたりません。また、磯子車庫バス停の横浜駅行き時刻表にも杉田方面発の時刻しか掲載されていません。磯子車庫発着便は存在しないのでしょうか。所管は磯子営業所で、58,99,113系統が磯子車庫まで行くので、しかも、滝頭所の9,60系統の一部でさえ磯子車庫まで行くので、110系統も磯子車庫まで行くはずです。

 行き先が磯子駅表記のバスに乗ったら、車内放送で、「このバスは磯子車庫までまいります」とのこと。しかし、磯子車庫発着を隠す?理由は結局謎のままです。

 また、浜始発便が平日始発1本ともう1本、土曜日始発1本存在していました。出庫して産業道路を経由して、浜から営業開始するといったものでしょう。

 姉妹?系統の旧81系統との経路の違いは、長者町1丁目~本町4丁目間です。旧81系統が横浜スタジアムを経由するのに対し、こちらは、伊勢佐木長者町駅、長者町5丁目、羽衣町、尾上町を経由します。また、113系統との経路の違いは、中村橋~長者町5丁目間で、113系統は吉野町駅、阪東橋を経由します。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、杉田平和町~杉田住宅前~杉田です。

114系統

横浜駅西口~岡野町~三ツ沢総合グランド入口←市民病院入口←/→宮ヶ谷→市民病院→三ツ沢西町~松本~東横反町駅~神奈川区総合庁舎~東神奈川駅西口

(平日 日中8本)

(廃止直前のデータです。)

 日中1時間おきの運転ですが、当初は土曜日の午前中にも運転がありました。神奈川区役所向けの路線ということです。

 横浜駅西口行きは、三ツ沢西町→市民病院入口というように市民病院を経由しませんが、東神奈川駅西口行きは市民病院を経由します。

 当初は、三ツ沢総合グランド入口→第3京浜入口→市民病院というルートをとっていましたが、先に87系統が新設の宮ヶ谷ルートをとるようになりました。その後、114系統も宮ヶ谷ルートになり、第3京浜入口バス停は無用となってしまいました。

 廃止対象路線に挙げられ、2007,4月の大規模な再編時に廃止となっています。所管は浅間町営業所です。

 経路は、横浜駅西口→市民病院→松本間は、現87系統の松本経由循環線と同じです。松本の先はそのまま国道1号線を直進します。東横反町駅、神奈川区総合庁舎前を経て、西神奈川の交差点を右折すれば、36系統などと合流して、東神奈川駅西口に着きます。

 横浜駅西口行きは、三ツ沢西町の高架下で左折して、その先は50系統循環線と同じルートになります。

 廃止により、東横反町駅前~神奈川区総合庁舎前~東神奈川駅西口間はバスが完全に撤退してしまいました。

 路線廃止からしばらく経ちましたが、2014,3月末より、改編された「ふれあいバス神奈川区」が、三ツ沢西町~東横反町駅間を通るようになり、三ツ沢地区と神奈川区役所を結ぶ路線が復活しています。

115系統

若葉台中央~若葉台車庫~霧が丘高校~若葉台近隣公園~若葉台南~大貫橋~都岡町~今宿~鶴ヶ峰駅

(平日40~48本 土曜日28~33本 休日36~37本)

鶴ヶ峰駅→鶴ヶ峰中学校前→今宿中学校前→今宿ハイツ→グリーンヒル上白根→今宿中学校前

→鶴ヶ峰中学校前→鶴ヶ峰駅

(平日・土曜日27本 休日 朝~日中15本)

(移譲直前のデータです。)

 当初は鶴ヶ峰駅のバスターミナルなどはなく、「鶴ヶ峰」というバス停での発着でした。大貫橋~鶴ヶ峰駅間は5系統との重複区間です。さらには5系統が若葉台中央まで延伸されて、115系統は完全にすっぽりと5系統に重複されるようになってしまいました。そのため、系統番号を分ける理由がわからなくなってきました。

 運転本数は当初は日中1時間に1~2本程度のものでしたが、だんだんと増発していきました。しかし、出入庫便の性格もあるからか、また、神奈中バスとの重複もあるからか、不規則なダイヤになっていました。所管は若葉台営業所と保土ヶ谷営業所の共管です。

 グリーンヒル上白根循環線は、神奈中バスと共通運転をしており、開通当初は、今宿ハイツ循環線と呼ばれていました。その後、経路がふくらみ、グリーンヒル上白根循環に変わりました。

 日中は約30分の運転ですが、市バスと神奈中バスが1本おきに交互に運転するというわけではなく、時間帯によっては市バスが1本も来ないということもありました。休日の夜間がまさにそれでした。なお、こちらの路線の所管も若葉台営業所と保土ヶ谷営業所の共管です。

 どちらの路線も5系統と同時に、2008,2月に神奈中バスに移譲されました。

 経路は、若葉台中央を出ると、若葉台車庫、霧が丘高校、若葉台近隣公園を通ります。若葉台南で左折し、水道橋をくぐると大貫橋です。大貫橋~鶴ヶ峰駅間は旧5系統と同じルートを走ります。

 グリーンヒル上白根線の経路については、鶴ヶ峰駅からきたバスは、鶴ヶ峰中学校前の先で分岐し、迂回路に入ります。今宿小学校入口バス停は国道側にもありますが、迂回路側にもあります。その先右折して、ゆるやかな坂道をのぼり、今宿中学校に着きます。この先一方方向運転になります。今宿ハイツ、上白根公園、グリーンヒル上白根、上白根1丁目と時計まわりにまわって、今宿中学校に戻ります。その先は来た道を引き返して鶴ヶ峰駅へ戻ります。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、5系統で紹介した大貫橋~鶴ヶ峰駅と、鶴ヶ峯中学校前~今宿小学校入口~今宿中学校前→今宿ハイツ→上白根公園→グリーンヒル上白根→上白根1丁目→今宿中学校前です。

116系統

若葉台中央~若葉台車庫~霧が丘高校~若葉台近隣公園~若葉台南~大貫橋~亀甲山~東根~西部病院前~三ツ境駅

(平日36本 土休日26~30本)

若葉台中央~地区公園~若葉台南~大貫橋~亀甲山~東根~西部病院前~三ツ境駅

(12本)

(移譲直前のデータです。)

 わずかながら瀬谷区内を走る、唯一の路線で、相鉄バス、神奈中バスとの共通運転をしていました。市営バスと他2社を含めると、かなりの運転本数になりますが、市営バスだけともなると、62系統同様、少なく感じます。地区公園経由ともなると、市営バスは1時間に1本程度のものでした。市営バスのいろいろな系統が他社移譲されるなか、115系統とともに根強く残りましたが、2007,11月末に市営バスは撤退し、12月から相鉄、神奈中バスに移譲されました。所管は若葉台営業所ですが、移譲直前にほんのわずかですが、保土ヶ谷所との共管の期間もありました。

 経路は、若葉台中央~大貫橋間は旧115系統と同じルートです。

 若葉台南へ近道をする地区公園ルートはこの系統が元祖?です。その後、65系統も地区公園経由が設定され、40系統の全便が地区公園経由として走るようになっています。

 大貫橋で右折して、亀甲山で国道16号線を左折します。東根で右折して、野境道路に入ります。川井橋で保土ヶ谷バイパスをオーバークロスした後、ゴルフ場、市民の森の中を通り、周囲に何もない、秘境(?)のようなところを走ります。他の市営バスでは見られない風景です。西部病院が見えてくると、道路は瀬谷区と旭区の境界線になり、そのまま直進します。中原街道と交差し、さらに直進していけば三ツ境駅に着きます。駅のバスターミナルは完全に瀬谷区内です。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、若葉台南~大貫橋~亀甲山~原分~東根~川井橋~程ヶ谷カントリークラブ前~矢指町入口~西部病院前~水道企業団前~三ツ境駅前です。

117系統

金沢工業団地~福浦2丁目~産業振興センター~金沢卸団地~幸浦1丁目~木材港入口~食品団地~新杉田駅​

 三菱金沢工場前と新杉田駅を結ぶ路線の他に上記の路線が走っていました。金沢工業団地と新杉田駅を結ぶ路線は他にも61系統、121系統、122系統がありますが、この系統がいちばんシンプルな経路をとっていたのではないでしょうか。金沢工業団地~流通団地間は2007,3月までに走っていた61系統金沢工業団地線とほぼ同じルートです。流通団地では直進し、幸浦2丁目を経て、幸浦1丁目に出ます。幸浦1丁目~新杉田駅間は現行の117系統と同じルートになります。

 シーサイドライン開通時に廃止になったものと思われます。所管は磯子営業所です。

 改編により、流通団地前~幸浦2丁目~幸浦1丁目間はバスが完全に撤退してしまいました。

118系統

奈良北団地~奈良地区センター~こどもの国入口~神前橋~すみよし台~桂台~青葉台駅

(平日49~50本 土曜日41~42本 休日29本)

青葉台駅→桂台→すみよし台→神前橋→こどもの国入口→奈良地区センター→緑山

→奈良地区センター→こどもの国入口→神前橋→すみよし台→桂台→青葉台駅

(5本)

(移譲直前のデータです。)

 奈良北団地と青葉台駅を結ぶ系統は、6,118,120系統と3つありましたが、その中でもメインの路線でした。

 運転本数は、平日・土曜日の朝は1時間に5~6本と多いのですが、日中ともなると1時間に1~2本と少なくなり、ギャップの激しいものでした。また、青葉台駅発の深夜便も存在しました。

 緑山循環線は東急バスと共同運行をしていましたが、市営バスの運行本数は1日5本だけです。東急バスも同じような本数だったと思いますが。

 6,120系統が廃止されたなかでも、しばらくは存続しましたが、2007,3月に東急バスに移譲されました。所管は若葉台営業所です。

 移譲後は、日中の運転間隔が30分間隔になり、運転本数は増えました。緑山循環線は以上されてからはしばらく変化はありませんでしたが、2014,8月末に松風台、中恩田橋経由に変更されています。

 経路は、奈良北団地~神前橋間は、現23系統と同じルートです。神前橋で左折し、住宅地の中を走り抜け、すみよし台に着きます。ここを直進すると、鴨志田団地方面へ抜けられ、かつての43系統奈良北団地線が走っていました。すみよし台を右折し、田奈高校、桂台を経て、青葉台2丁目の先、榎が丘の交差点を左折して、青葉台駅に着きます。

 緑山循環線は、青葉台駅から奈良地区センター前までは奈良北団地線と同じですが、奈良北団地入口T字路をそのまま直進します。右手にTBS緑山スタジオが見え、その先左折して狭い道に入ると、緑山です。このあたりは横浜市青葉区と川崎市麻生区と東京都町田市との境界線になっています。それだけ横浜とは離れたところだなという実感がわいてきます。第9公園前、幼稚園前あたりは住宅地です。その後、ことり橋を経て、左折すると、奈良北団地線に合流します。するとすぐに奈良北団地入口のT字路が見え、そこを右折して、来た道を引き返します。なお、かつては、奈良町の先で右折し、急カーブの多い道路を走り、緑山スタジオを見下ろすことができましたが、道路が閉鎖され、今現在あるような整備された道路を走るようになりました。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、神前橋~下奈良~すみよし台~田奈高校前~桂台~青葉台小学校入口~公園前~青葉台2丁目~青葉台駅、奈良地区センター前→緑山スタジオ→緑山→第9公園前→幼稚園前→ことり橋→奈良地区センター前です。

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