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廃止・他事業者移譲系統 その10

205系統

東戸塚駅~品濃口~平和台~保土ヶ谷町2丁目~保土ヶ谷駅東口

 当時の203,204系統と同様、神奈中バスと共同運行していました。運行本数はやはり少ないものでした。いつ頃のものかは不明ですが、時刻データを紹介しておきます。

(保土ヶ谷駅東口発)

平日  7:15 8:43 11:08 13:02 17:23 19:00 20:15 21:57

土曜日 7:17 11:17 15:12 17:12 20:19 21:57

休日  7:35 9:37 11:37 13:08 14:36 18:21 21:28

 区間便として、始発便でしょうか、東戸塚駅行きが1本あったような気がします。(何処を始発とするか定かではありませんが、区間便が存在したのには間違いありません。)

 いつ頃かは不明ですが、204系統とともに廃止(神奈中バスに移譲)されています。所管は野庭営業所です。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、203系統で紹介した東戸塚駅前~国道平戸、国道平戸~坂下口~山谷~平和台~狩場町です。

 経路は、東戸塚駅~品濃口間は、203,204系統と同じルートです。品濃口からはそのまま国道1号線を直進していきます。狩場町からは現28系統と同じルートになり、保土ヶ谷駅東口へ向かいます。

206系統

東戸塚駅→品濃口→平戸→芹ケ谷→最戸町→向田橋→弘明寺→通町1丁目→蒔田駅→南区役所→井土ヶ谷→通町1丁目→弘明寺→向田橋→芹ケ谷→平戸→東戸塚駅

(平日 日中8本 土曜日 日中3本)

(移譲直前のデータです。)

 203,204,205系統より遅れて新設されたのがこの206系統です。別所地区から南区役所へのアクセス路線でしょうか。現94系統金沢区総合庁舎線、旧114系統神奈川区総合庁舎線と同様、平日は日中1時間に1本、土曜日は日中(午前中)1時間に1本走る路線でした。ただし、平日1本のみ、芹ヶ谷始発南区役所循環東戸塚駅行きという区間便の設定があった時期もありました。203系統と同様、2006,1月に神奈中バスに移譲されました。所管は野庭営業所です。

 経路は、東戸塚駅~最戸町間は203系統と同じルートです。最戸町を出ると、そのまま直進し、鎌倉街道にぶつかったところ、向田橋で左折します。その先は通町1丁目までは現2系統と同じルートです。そのまま蒔田駅まで進み、左折して南区役所、井土ヶ谷下町、南センター(旧11系統のルート)を経て、井土ヶ谷からは9,79系統の走るルートに合流します。その先、通町1丁目で右折して、来た道を引き返します。

 移譲により市営バスが撤退した区間は、30系統、203系統で紹介した東戸塚駅前~芹ヶ谷~最戸町、最戸町~向田橋です。

ハマちゃんバス(270系統)

桜木町駅前→開洋亭前→伊勢町→上原→光源寺前→西前町→西区総合庁舎入口→浜松町→藤棚→羽沢稲荷→野毛山動物園前→野毛坂→日の出町1丁目→野毛町→横浜桜木郵便局→桜木町駅前

(9時台~17時台 30分間隔で運行)

(廃止直前のデータです。)

 2003,12月に試験運行が始まった、おもに西区内を走るコミュニティーバスです。「西区おでかけサポートバス」や「ハマちゃんバス」などの呼び名があります。

 日中のみの運行という点では当初から廃止直前まで変わりありませんが、当初は運転間隔は20分間隔でした。また、今現在の「あかいくつ」のように、桜木町駅を越えて乗ることのできる循環バスでした。なお、桜木町駅周辺の停車順序が、→野毛大通り→桜木町駅→横浜桜木郵便局→桜木町駅→紅葉坂→となっており、桜木町駅は2回停車するという形態をとっていました。

 2004,9月に、運行経路が一部変更され、伊勢町から直接光源寺前へ向かっていたものが、上原、伊勢町2丁目を経由するようになっています。また、桜木町駅2回停車を廃止し、→野毛大通り→横浜桜木郵便局→桜木町駅→紅葉坂→と、停車順序が改められました。

 2006,4月のダイヤ改正では、横浜桜木郵便局バス停が廃止となり、桜木町駅で乗り越すこともできなくなりました。運転間隔も30分間隔というように、運行本数も減便されています。2006,8月には横浜桜木郵便局の復活、乗り越しもできるようになりましたが、2007,4月の大規模な再編時にこの路線は廃止されてしまいました。所管は保土ヶ谷営業所です。

 循環運行の他に、出入庫便として、浜松町始発で循環に入るのが2便、循環の後に西区総合庁舎入口止まりになるのが2便ありました。

 車両は画像のような日野車ポンチョが使われており、扉は1箇所、車内の座席は列車でいうロングシート風になっています。また、運賃は、100円ではなく、通常系統と同じく210円です。

 経路は、桜木町駅前を出ると、まずは紅葉坂に停まります。紅葉坂で左折して、早速登り坂にさしかかります。新設された宮崎地域ケアプラザ前に立ち寄り、開洋亭前に着きます。ここは県立青少年センターの目の前です。また、伊勢山皇大神宮も間近です。その先進むと、103系統などが走る道路にぶつかり、右折する伊勢町です。上原からは狭い道路に入り、伊勢町2丁目、光源寺前と、再び登り坂にさしかかります。その後は一気に坂を下って西前町に出ます。その先は旧47系統と同じルートをとり、西区総合庁舎入口、浜松町、藤棚の順に停車して行きます。

 藤棚の交差点で左折して登り坂にさしかかります。この先の区間はアップダウンが激しいです。県教育会館前、願成寺坂上、西戸部2丁目、羽沢稲荷、水道道入口を経て、野毛山公園が見えてきたところで左折します。その先は、野毛山動物園前、中央図書館、野毛坂、日の出町1丁目、野毛町、野毛大通りと、現89系統のルートと同じになります。(89系統は日の出町1丁目は通過します。)野毛大通りを出ると、横浜桜木郵便局を経由して桜木町駅に着きます。

ぶらり観光SAN路線 Aルート ぶらり赤レンガBUS 

ぶらりA2 7-4609.JPG

横浜駅→みなとみらい4丁目→みなとみらい駅→国際橋・カップヌードルミュージアム前

→赤レンガ倉庫・マリン&ウォーク前→ワールドポーターズ→クイーンズスクエア→みなとみらい4丁目

→横浜駅改札口前→横浜駅

→平 0  土 日中~夜15  休 日中~夜15

(廃止直前のデータです。)

 横浜駅と赤レンガ倉庫とを結ぶバスはこれまでに141系統、100円バスがありましたが、2007,4月の大改編で100円バスが廃止となり、一時期運行がありませんでした。2011,9月上旬より、ようやく270系統として運行が再開されました。

 新設当初の270系統は、横浜駅→(急行)→赤レンガ倉庫、赤レンガ倉庫→(急行)→横浜駅と、途中停留所には停車しない急行運転でした。(横浜駅行きは横浜駅改札口前にも停車。)運行本数は土休日の10時~20時台に1時間に1本と少ないものの、滝頭、本牧営業所の共管運行をしていました。

 2015,10月より、横浜駅→国際橋・カップヌードルミュージアム前→赤レンガ倉庫→ワールドポーターズ→横浜駅改札口前→横浜駅と、循環運行に変わり、一部時間帯については30分間隔と、増便も行われました。

 2016,10月より、「ぶらり観光SAN路線」の1つとして、アンパンマンミュージアム入口(のち、みなとみらい4丁目に名称変更)、クイーンズスクエアを経由するように改編されました。ダイヤは270系統循環運行時と変わりありません。

 

 経路は、横浜駅→みなとみらい4丁目間はぶらり野毛山動物園BUSと同じですが、みなとみらい4丁目から先は、いちょう通りに入ります。156系統、292系統のルートになりますが、横浜美術館前バス停は通過します。以外は通過となります。みなとみらい駅北交差点を右折し、「あかいくつ」Mルートと同じルートに入ります。その先、赤レンガ倉庫までは「あかいくつ」とほぼ同じルートになりますが、パシフィコ横浜は経由しません。赤レンガ倉庫→ワールドポーターズ間は従来と同じルートですが、パシフィコ横浜前の交差点で左折し、クイーンズスクエアを経由して、けやき通り、みなとみらい大通りを通って横浜駅へ向かいます。

 ぶらり観光路線化されるまでは、滝頭、本牧営業所の共管でしたが、ぶらり観光路線化後は滝頭営業所の単独運行と

なっています。実際表示はされませんが、書類上の系統番号は270系統に変わりありません。また、「ぶらり観光SAN路線」用のラッピングバスのカラーは水色です。

​ 2019,5月末に「アンパンマンミュージアム入口」バス停は、移転のため名称変更され、「みなとみらい4丁目」に変わります。

 2020,7,22のダイヤ改正で、「ぶらり赤レンガBUS」は、連接バス路線「ベイサイドブルー」に再編されています。

ふれあいバス 中区・磯子区

273市電保存館.jpg

市電保存館前~原町~根岸駅~不動下~旭台~山元町1丁目~柏葉~麦田町~本郷町~小港~小港橋~みなと赤十字病院

→平 日中2  土 日中2  休 日中2

←平 日中2  土 日中2  休 日中2

(廃止直前のデータです。)

 2009,12月中旬に、緑区路線とともに新設されました。新設当初は、山元町1丁目~みなと赤十字病院間は急行運転となっていましたが、2013,3月末の改正で急行運転は取りやめになりました。通院対策の他にも、21系統を補完する役割も担い、また、山元町近辺の商店街、本郷町近辺の商店街、相互間を行き来できるようにもなっています。新設当初から大型車の運行となっています。

 市電保存館前~根岸駅~山元町1丁目~麦田町間は21系統と、麦田町~小港間は105系統などと、小港~みなと赤十字病院間は58系統と同じルートです。山元町1丁目会館前~麦田町~本郷町間、小港~小港橋間は、フジエクスプレス横浜タウンバス(旧横浜市営バス134系統)との共通区間でもあり、横浜タウンバスもみなと赤十字病院へ運行している路線です。

​ 2020,11,3のダイヤ改正をもって運行終了となり、58系統磯子車庫~磯子駅~みなと赤十字病院線がカバーすることになります。

274系統(ループバス)

センター北駅→横浜市歴史博物館前→センター南駅→都筑区総合庁舎→御影橋→大丸→川和高校入口→牛谷戸→折田公園→みずきが丘→荏田東→北部病院→センター南駅→横浜市歴史博物館前→センター北駅

(土曜日・休日日中~夜19本  センター北駅発10:00~19:00の間30分間隔)

(廃止直前のデータです。)

 2010,4月下旬から2010,10月末まで、港北ニュータウン地区にループバスが試験運行されました。土休日のみの運行で、運行時間帯は10:00~19:00の間です。所管は港北営業所です。

 センター北駅~センター南駅間は、市バスとしては新設ルートとなり、横浜市歴史博物館前、歴博通り中央を経由します。センター南駅→川和高校入口間は306系統などと同じルートですが、都筑ふれあいの丘駅は経由しません。牛谷戸→折田公園間は33系統と同じルート、折田公園→荏田東間は304系統と同じルートをとります。荏田東→北部病院間は新設ルートで、都筑区役所の裏を通ります。北部病院を経由したほうがセンター南駅へはスムーズに行けそうです。

 一方方向循環で、大丸からセンター南駅方面へ行くには確かに遠回りになりますが、見花山、川和高校入口からセンター南駅方面へ行くには、所要時間は306系統都筑ふれあいの丘駅経由センター南駅行きとほとんど変わりありません。むしろ274系統のほうがスムーズに行けるのではと思います。

 牛谷戸、荏田高校入口については1日2~4本しか走らない33系統の区間です。この区間は、土休日に限っては、バスの運行本数が一気に増えたといったところです。

 2010,10,31をもって試行運行期間が終了し、11月以降は73系統に再編されました。センター北駅~センター南駅間は廃止になりますが、牛谷戸、荏田高校入口からは、センター南駅へ行けるのには変わりありませんが、中山駅へ行くことができるようになります。

ふれあいバス 鶴見区

鶴見駅~鶴見郵便局~森永工場前~森永橋~元宮2丁目~汐田総合病院~矢向←尻手駅←/→尻手駅入口→国道尻手~変電所前←/→下末吉公園口→東部病院

(平土休 日中2本)

(廃止直前のデータです。)

 2013,3月末に新設された、鶴見区内を運行する「ふれあいバス」です。本宮2丁目、矢向1丁目と鶴見駅、鶴見区役所、東部病院とを結ぶ役割を果たしているのでしょうか。一部区間、中型車(かつては小型車)が運行する18系統と重複する区間があるものの、大型車が運行していました。

 経路は他のふれあいバスと比べると複雑です。鶴見駅を出ると、18系統と同様、国道15号線の交差点を右折しますが、すぐにまた右折をし、鶴見郵便局を経由します。ここはかつて42系統の経路でした。鶴見区役所の近くになります。潮鶴橋の交差点をまた右折し、鶴見駅方向へ戻りますが、再び国道15号線に入ります。1周することになります。区役所の前で末吉大通りに入り、13系統などと同じルートをたどります。森永工場前で右折し、森永橋を渡り、JR横須賀線に沿って矢向1丁目へ向かいます。汐田総合病院からは尻手黒川通りに入り、18系統のルートを使い、尻手駅入口を経由します。国道1号線の交差点で右折をし、7系統と同じルートで東部病院へ向かいます。

​ 鶴見駅行きの場合は、東部病院→国道尻手間は7系統と同じルートです。尻手の交差点から先は18系統矢向駅行きと同じルートで尻手黒川通りを走り、汐田総合病院で左折をし、JR横須賀線沿いを走ります。なお、この区間にある矢向1丁目、第二公園前バス停は東部病院行きのみの停車です。元宮2丁目、森永橋を過ぎ、末吉大通りに入りますが、鶴見駅行きも鶴見郵便局を経由します。東部病院行きと同じく時計回りでまわり、鶴見駅に着きます。

 運行本数は他のふれあいバス(緑区 上山地区を除く)と同様、日中2本のみの運行です。利用が少ないためか、2015,12月末をもって運行終了となっています。所管は鶴見営業所です。方向幕は追加されず、LED車の運行でしたが、途中で行き先表示が何度も切り替わり、趣深い路線でした。

​ 2016,1月以降、代替として、13系統の平日日中の2便が鶴見郵便局行きとなっています。

ふれあいバス 神奈川区

緑車庫~鴨居駅~菅田町~小川橋~菅田中学校~東泉寺前~羽沢団地~三枚町~片倉町入口

~三ツ沢西町~三ツ沢上町駅~松本~東横反町駅~東神奈川駅西口

→平 日中2  土 日中2  休 日中2

←平 日中2  土 日中2  休 日中2

(廃止直前のデータです。)

 2012,2月中旬に、82系統緑車庫~鴨居駅~小川橋~羽沢団地~八反橋~片倉町駅~東神奈川駅西口~横浜駅西口線として試験運行を開始しました。新設当初は日中のみ3往復の運行で、所管は浅間町営業所でした。小川橋付近の菅田交差点を鋭角に曲がる関係で、中型車の運行となっていました。

 約1年後に試験運行が終わり、2013,3月末のダイヤ改正で、「ふれあいバス 神奈川区」に名称変更され、運行本数も2往復となりました。さらには所管が緑営業所に変わっています。引き続き中型車が運行するようになりました。

 2014,3月末に、ルートが見直され、三枚町~横浜駅西口間が、三ツ沢西町、東横反町駅経由となった上、東神奈川駅西口までと、区間が短縮されています。改編後も中型車が運用に入っていましたが、小型車メインに変わってきています。

 緑車庫~小川橋間は36系統と同じルートですが、西菅田団地は経由しません。小川橋の先の菅田交差点を鋭角に右折し、ここからは相鉄バス浜1系統のルートを使います。なお、小川橋バス停は、36系統などと同じバス停で乗降扱いをします。相鉄バスのバス停では扱いません。

 浜1系統は菅田運動場入口バス停のすぐ先の交差点を右折して西菅田団地を経由しますが、やはりここでも西菅田団地は経由しません。直進して、池上小学校下、菅田中学校を経て、東泉寺前で44,83,129系統と合流します。菅田運動場入口、池上小学校下、菅田中学校前の各バス停は、相鉄バス仕様のものとなっています。

 東泉寺前~片倉町入口間は、44,83系統と同じルートです。片倉町入口からは側道に入り、峰沢入口を経て、三ツ沢西町で右折して国道1号線に入ります。この先、松本までは87,202系統と、松本~反町間は35,50系統と同じルートです。反町から先は、36系統などと同じルートで東神奈川駅西口へ向かいます。なお、東神奈川駅西口ののりばは、他系統の横浜駅西口、横浜駅行きと同じバス停を使うので、注意が必要です。

 羽沢地区と神奈川区役所とを結ぶ役割を持っている路線ですが、鴨居駅と羽沢地区とを結ぶ役割も担っています。

​ 2021,4月のダイヤ改正でにより、この路線は運行終了となります。これにより、小川橋~東泉寺前間から市営バスが撤退することになります。

290系統

新子安駅西口~安養寺前~東寺尾5丁目~白幡~宝蔵院前~東高校~内路~大口駅東口~入江1丁目~入江西~新子安駅西口

(平土休 日中~夕 9本)

(廃止直前のデータです。)

 系統番号290番台は、廃止対象の路線が併合、再編されて、2007,4月から約2年間の暫定運行をするといったものです。方向幕などを見れば真新しい気もしますが、ルート自体は既設の路線そのままです。290番台の他にも201系統循環内回り線もこの種類に属します。それにしてもなぜに290番台という半端な数字にしたのでしょうか?

 290系統は、14系統新子安駅西口~安養寺前~鶴見駅西口(入口)~末吉橋/峰坂~三ツ池公園北門~港北区総合庁舎~新横浜駅線と、24系統生麦~入江橋~大口駅東口~内路~六角橋北町~六角橋~横浜駅西口線の廃止に伴い、再編された両まわり循環路線です。とはいえ、14系統廃止路線が関わるのは新子安駅西口~安養寺前間、24系統廃止路線が関わるのは入江1丁目~内路間だけです。全体のほぼ半分が38系統と重複しており、38系統の子系統のような存在です。

 内路先まわり便は方向幕の文字がすべて青文字に、安養寺前先まわり便は緑文字になっています。運行本数は両まわりとも日中のみ毎時1本です。所管は鶴見営業所で、中型車の運行が多いです。

 新子安駅西口~西寺尾小学校間は213系統、内路~安養寺前間は38,41系統と重複しており、それ以外の区間は290系統単独の運行区間です。つまり、日中しかバスが走らないということです。また、内路、安養寺前バス停は停留所の位置関係で2回停車になります。

 新子安駅西口発着にしないで、鶴見駅西口発着にはできなかったのでしょうか。でもこの290系統の新設のおかげで、東寺尾あたりから新子安駅にバス1本で出られるようにはなりましたが・・・。

 2009,3月で暫定運行期間が終わり、4月からは38系統の子系統として、鶴見駅西口~新子安駅西口~内路~横浜駅西口線に改編されています。ただし、6往復(土休日は5往復)のみの運行です。

​294系統 

新杉田駅→食品団地→木材港入口→サブセンター→地区センター→第3小学校

→なぎさ団地→幸浦交番→並木中央→第3小学校→地区センター→サブセンター→木材港入口→食品団地→新杉田駅

→平 日中4  土 日中4  休 日中4

新杉田駅~食品団地~木材港入口~サブセンター~地区センター~第3小学校

←並木中央←幸浦交番←なぎさ団地←/→なぎさ団地→幸浦交番→並木中央

→第3小学校~地区センター~富岡バスターミナル

→平 日中4          土 日中2  休 0

←平 日中~夕4  土 日中2  休 0

​(廃止直前のデータです。)

 一度廃止になって復活して、また廃止かと思われたら、今度は暫定運行路線として残されました。所管は磯子営業所です。前身は123系統で、なぎさ団地をまわって金沢車庫から近道をして木材港入口に戻るといったものです。逆まわり循環も存在していました。61系統時代の2007,4月大改編前では、なぎさ団地周辺では金沢工業団地循環便、リネツ金沢発着便などが運行されていました。2007,4月大改編前の61系統については、61系統のコーナーを参考にしてください。

 なぎさ団地周辺は改編前までは両まわりとも存在していましたが、改編後は一方方向になっています。改編前に朝・夜に走っていた循環線が逆まわりとなって運行するようになりました。

 改編後の運転本数は日中のみで8便、毎時1本でした。その他変更点として、富岡バスターミナルを経由しなくなっています。その代わりに近くに「地区センター」バス停が新設されています。暫定運行期間が終わり、2009,4月の改正で、全体的に減便となり、一部便が富岡バスターミナル発着となりました。

 

 新杉田駅~食品団地前間は61系統、食品団地前~木材港入口間は117系統と同じルートです。鳥浜駅あたりで右折して、その先がサブセンターです。このあたり、団地内を何度か曲がり、カーブも所々見られます。八幡公園を過ぎると、右側に開けてきて富岡バスターミナルが見えます。そのまま直進し、左へカーブし、ショッピングセンターの手前で右折します。ここからが循環区間です。団地を囲むようにしてまわり、シーサイドライン沿いの緑地に沿い、幸浦交番バス停を過ぎると、先ほどのショッピングセンターが見えてきます。その先を左折すれば並木中央バス停です。ただし、シーサイドラインの並木中央駅とは離れているので注意しなければなりません。その先の交差点で循環区間は終わり、来た道を新杉田駅へ引き返していきます。2021,3月で運行終了の富岡バスターミナル行きは、地区センターバス停の先で左折し、富岡バスターミナルへ向かっていました。

 富岡バスターミナル行き新設時のダイヤですが、平日の新杉田駅発は、8時台、16時台はなぎさ団地循環新杉田駅行きですが、9:27~15:27の間は2時間おきの運転で、なぎさ団地循環富岡バスターミナル行きになります。土曜日は9:27,11:27発の2本が富岡バスターミナル行きで、それ以外の4本は新杉田駅行きです。休日は6本とも新杉田駅行きです。

 このように、なぎさ団地循環富岡バスターミナル行きは「平日日中の2時間おき、土曜日午前中の2本」ですが、こちらも2021,3月末で運行終了の94系統とのセットダイヤになっていました。294系統富岡バスターミナル行きのバスはその後、94系統を1往復し、その後294系統富岡バスターミナル発新杉田駅行きとなっていました。

​ 2021,4月のダイヤ改正で、94系統の運行終了にともない、294系統富岡バスターミナル線も運行終了となります。循環路線については代替策などなく減便となり、1日4便での運行となりましたが、7月のダイヤ改正で改編を行い、294系統は運行終了とし、代替路線として321系統が新設されます。

302系統

研究所前~北山田~のちめ不動~新北川橋~新栄高校~新開橋~港北インター~小机新道←横浜労災病院←/→浜鳥橋→新横浜駅

 「各系統の紹介」の302系統のコーナーでも紹介されていますが、当初は、新横浜駅から北川橋南までの運転でした。その後、新北川橋、北山田、研究所前へと延伸されていきました。新北川橋までの頃は横浜労災病院ルートがなかったのは明らかです。いつ頃かは不明ですが、横浜労災病院経由に変更されています。なお、この頃は今現在とちがって、浜鳥橋バス停は新横浜駅行きのみの停車でした。また、この頃の300系統は直行ルートでした。

 研究所前まで延伸された後、子系統として、港北ニュータウン車庫~大丸~中の瀬~茅ヶ崎新道~北山田~新北川橋~新開橋~新横浜駅線が新設されています。1993,3月の地下鉄あざみ野延伸開業時に、研究所前~北山田間、北原~新横浜駅間が廃止となり、港北ニュータウンを循環する路線に改編されました。所管は、当初は港北営業所でしたが、港北ニュータウン車庫線が新設されてからは、港北・港北ニュータウン営業所の共管だったのでしょうか。

 いつ頃のものかは不明ですが、横浜労災病院経由に変更された後、港北ニュータウン車庫行きの新設前の時刻データを紹介しておきます。リフトバスが現れた頃です。

(新横浜駅発)

平日・土曜日  6:03 6:33 6:55 7:32 7:53 8:05 8:14 8:33 9:25 9:48 10:53 11:35

        11:53 12:53 13:35 13:53 14:48 15:07 15:58 16:53 17:25 17:53 

                              18:38 18:55

休日      6:20 7:20 8:43 9:44 11:04 11:51 12:48 14:12 15:17 16:17 16:58                                        18:17

緑字~新北川橋 その他~研究所前 すべての便が横浜労災病院を経由します。)

302系統

港北ニュータウン車庫~見花山~都筑ふれあいの丘~仲町台駅~新栄高校~新北川橋~のちめ不動~北山田~センター北駅~センター南駅~見花山~港北ニュータウン車庫

(日中8本)

港北ニュータウン車庫→見花山→都筑ふれあいの丘→仲町台駅→新栄高校→新北川橋→のちめ不動→北山田→センター北駅

(平日・土曜日 朝1本)

港北ニュータウン車庫~見花山~都筑ふれあいの丘~仲町台駅~新栄高校~新北川橋

(朝1本)

港北ニュータウン車庫~見花山~都筑ふれあいの丘~仲町台駅

(平日14~17本 土曜日1~3本 休日4~9本)

仲町台駅~新栄高校~新北川橋~のちめ不動~北山田~センター北駅

(→ 平日 朝~夕・夜8本 土曜日 朝・夕~夜5本 休日 夕~夜2本)

(← 平日 朝・夕~夜7本 土曜日 朝2本)

仲町台駅~新栄高校~新北川橋

(朝・夕~夜 9~14本)

新北川橋折返場~のちめ不動~北山田~センター北駅

(→ 土曜日 夜1本 休日 朝・夜5本)

(← 平日 朝・夜3本 土曜日 朝・夕~夜5本 休日 朝・夕~夜7本)

(2007,4月改編直前のデータです。)

 こちらも「各系統の紹介」の302系統のコーナーで紹介されています。1993,3月から、港北ニュータウンを循環する路線に改編されました。といっても、循環便は日中のみで1時間おきと少ないものでしたが。

 区間便がいろいろありますが、改編当初は、港北ニュータウン車庫→仲町台駅→センター北駅線、仲町台駅→センター北駅便の設定はありませんでした。また、新北川橋~センター北駅線は、正確には新北川橋折返場発着となっており、折返場内にバス停がありました。仲町台駅からの区間便は「新北川橋」発着です。

 2007,4月の大規模な再編時に路線短縮され、残った路線が、仲町台駅~新北川橋線のみとなってしまいました。2008,3月の地下鉄グリーンライン開業時にまたして改編があり、仲町台駅~新北川橋~東山田駅と、東山田駅まで延伸となりました。というよりは、新北川橋~百石橋(東山田駅に改称)間が復活したと言ったほうがよさそうです。また、このときに、88系統の起終点が道中坂下から新北川橋に変更されて、新北川橋折返場バス停の使用も復活しました。(302系統は折返場は使用しません。)所管は、循環線の頃は港北ニュータウン営業所でしたが、今現在は港北営業所となっています。

 経路をセンター南駅先まわりで紹介しますと、港北ニュータウン車庫を出ると、現306系統などの走るルートでセンター南駅へ向かいます。なお、港北ニュータウン車庫発の見花山方面へ向かうバスは川和高校入口に停車しますが、港北ニュータウン車庫行きは川和高校入口は通過していました。

 センター南駅を出ると、区役所通りを北上し、センター北駅へ向かいます。センター北駅を出ても同じで、さらに北上していきます。北山田で右折し、東へ向きを変えます。百石橋(現:東山田駅)あたりで中原街道と交差し、東山田スポーツ会館で右折します。するとすぐに新北川橋です。

 新北川橋~仲町台駅間は現302系統と、仲町台駅~都筑ふれあいの丘間は現301系統と同じルートになります。都筑ふれあいの丘の先で左折し、再び区役所通りに戻って、港北ニュータウン車庫へ向かいます。

 改編により市営バスが撤退した区間は、新北川橋~東山田スポーツ会館~百石橋(現:東山田駅)~のちめ不動~城山~センター前~山田富士~重代~北山田~長徳寺前~牛久保西公園~センター北駅~茅ヶ崎新道~境田~都筑水道局土木前(現:都筑郵便局)です。(名称は改編当時のものです。青文字の区間は2008,3月に復活しました。)

303系統

研究所前~北山田~茅ヶ崎新道~中丸~北原橋~新栄高校~新栄高校北口~新羽町~大倉山駅~港北区総合庁舎~新横浜駅

 東急バスと共同運行のこの系統は、開通当初は北山田までの運行でしたが、302系統と同様、研究所前まで延伸されています。1993,3月の地下鉄あざみ野延伸時にも残り、子系統も新設されましたが、研究所前までの路線はその翌年に廃止となったそうです。所管は港北営業所です。

 ダイヤについては、30分おきの運行ですが、市バスが2本運行されると東急バスが2本運行される、そのくりかえしといった妙な共同運行をしていました。当時(北山田までの頃)の時刻データを紹介しておきます。

(新横浜駅発)

平日・土曜日休日

7:00 7:40(休日は7:30) 7:50 8:30 9:00 9:30 10:00 10:30~この間奇数時は市営バス、偶数時は東急バス~17:00 17:30 18:00 18:30

青字~東急バス)

 経路は、研究所前を出ると、すみれが丘南を経て、北山田で右折します。ここから今現在の区役所通りに入ります。当時のバス停名で紹介していくと、長徳寺前、茅ヶ崎新道、境田、港北ニュータウンメイズ前、センター南を経て、中村の交差点で左折します。その先は、現88系統と同じルートになり、中丸、勝田丸沢を経由します。新栄高校で左折して、新栄高校北口でさらに右折します。緑も多く残っている、カーブの多い道路に入りますが、この道路にあるバス停はすべて東急バス仕様となっています。新羽営業所庚申堀あたりで右折、左折して、新羽十字路で左折すれば新羽町です。その先は41系統と同じルートで、大倉山駅を経由して新横浜駅へ向かいます。

 改編により市営バスが撤退した区間は、研究所前~すみれが丘南~北山田、新栄高校北口~吉田新田~神隠~中町~ししがはな~新羽営業所庚申堀~新羽町です。

303系統

新北川橋~新栄高校~新栄高校南口~仲町台駅←桜並木←/→茅ヶ崎中学校入口~茅ヶ崎貝塚橋~中丸~センター南駅

(朝・夕~夜 8~9本)

新北川橋~新栄高校~北原橋~茅ヶ崎貝塚橋~中丸~センター南駅

(日中 7~9本)

(廃止直前のデータです。)

 前身は304系統江田駅~荏田高校~みずきが丘~中丸~北原橋~新栄高校~北川橋南線、江田駅~荏田高校~荏田南~中の瀬~中丸~北原橋~新栄高校~北川橋南線(のちに新北川橋まで延伸されます。)でしたが、1993,3月の地下鉄あざみ野延伸時に改編されました。304系統のみずきが丘経由はそのまま系統番号は変わらず、304系統の中の瀬経由は301系統に改編され、それぞれ江田駅~センター南駅間の運行になりました。そして、中丸より東側の路線は303系統として運行されることになりました。304系統が分断されたということでしょうか。

 改編された当時はすべての便が北原橋経由でしたが、いつしか、仲町台駅経由が設定されるようになりました。ただし、朝・夕~夜のみの運行です。運行本数は日中で1時間に1本だったような気がします。

 廃止対象路線に挙げられ、2007,4月の大規模な再編時に廃止となりました。所管はこちらもやはり港北営業所です。

 経路は、新北川橋~仲町台駅間は現302系統と、仲町台駅~センター南駅間は現88系統と同じルートです。日中の北原橋経由便は、新北川橋から来たバスは新栄高校で右折し、北原橋、勝田丸沢を経て、中原街道の交差点から先(茅ヶ崎貝塚橋から先)は現88系統と同じルートになります。

 廃止により、新栄高校前~北原橋~勝田丸沢~茅ヶ崎貝塚橋間はバスが完全に撤退してしまいました。

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