廃止・他事業者移譲系統 その8
126系統
一の瀬~末吉橋~三ツ池道~三角~鶴見駅西口(入口)
13系統との違いは、鶴見駅西口(入口)発着という点です。運転本数は少なかったものと思います。かげのうすいまま、いつしか廃止となりました。こちらは鶴見営業所が混じることはなく、港北営業所の単独所管でした。
126系統
根岸駅→根岸七曲り下→間門→本牧原→小港→本牧ふ頭入口→本牧ポートハイツ→日産工場前→かもめ町第2→本牧市民公園→根岸七曲り下→根岸駅
(18~20本)
根岸駅~根岸七曲り下~間門~本牧原
(平日のみ ←夕5/→朝2)
(廃止直前のデータです。)
鶴見区の一の瀬を走る126系統が廃止された後、本牧地区で系統番号が復活しました。本牧地区の路線が改編されたとき、54系統の外まわり循環線が126系統になりました。その際、根岸駅~本牧原間の区間運転も走るようになっています。循環線は日中1時間に1本程度、本牧原発着便は学校対策だったのでしょうか。当初は土曜日の運転もありました。
2007,4月の大規模な再編時に廃止となっています。所管は本牧営業所です。
経路は、根岸駅→小港橋間は、58系統と同じルートです。その先、26系統と同じルートを進み、本牧ポートハイツの先で右折して、日産工場前、かもめ町第2、本牧市民公園を経て、根岸駅へ向かいます。つまり、日産工場前~根岸駅間は現54系統と同じルートということです。
127系統
本牧車庫~本牧市民公園~間門~本牧原~和田山口~小港~本郷町~元町~中区分庁舎前~中華街入口~日本大通り駅県庁前~桜木町駅~横浜駅
(16本)
(廃止直前のデータです。)
2004,2月、みなとみらい線開通時に、105系統の間門経由便が改編されたものです。なお、105系統と経由地が異なり、元町~中区分庁舎前~中華街入口~日本大通り駅県庁前~桜木町駅間を経由していました。当時、99系統もこのルートに変更されました。1時間に1本程度の運転でした。系統独立はしたものの、結局は2007,4月の大規模な再編時に廃止となり、比較的短い期間での運行でした。所管は105系統と同じく、本牧所・浅間町所の共管です。その再編時に105系統間門経由便が復活運行しています。
この系統の廃止により、元町~中区分庁舎前~山下町間はバスが完全に撤退してしまいました。
130系統
パシフィコ横浜→けいゆう病院→みなとみらい大通→桜木町駅→野毛町→伊勢佐木町→長者町5丁目→尾上町→市庁前→吉浜橋→元町中保健所前→山下町タワー入口→中華街入口→県庁前→桜木町駅→けいゆう病院
→パシフィコ横浜
都心循環バス(Yループバス)とも呼ばれていた路線で、ブルーの車体のバスが走っていました。その後は派手な車体のバスも走っていました。
当初は、桜木町駅→野毛町→長者町5丁目→長者町1丁目→山元町→麦田町→元町→中保健所前→山下町タワー入口→中華街入口→県庁前→桜木町駅間の運転でしたが、パシフィコ横浜まで延伸され、134系統の新設により、尾上町経由に変更されました。また、パシフィコ横浜行きは、今現在の156,292系統のように、クイーンズスクエア経由に変更されています。
運転間隔は20分間隔でした。みなとみらい線開通時よりも前、2002,4月に廃止になったようです。所管は滝頭営業所です。
経路は、パシフィコ横浜~桜木町駅間は現156,292系統と同じルートになります。桜木町駅~日の出町1丁目間は現156系統、日の出町1丁目~長者町5丁目間は現103系統、長者町5丁目~尾上町間は現2系統など、尾上町~吉浜橋間は現105系統などと同じルートになります。
吉浜橋の先、元町の手前の交差点を左折して、元町中保健所前バス停に着きます。このバス停は、かつては中保健所前でしたが、循環バスが元町を通らなくなったため、元町中保健所前と改称されました。(その後さらに、中区分庁舎前に改称されます。)
山下町タワー入口~桜木町駅間は8系統などと同じ経路になり、パシフィコ横浜へ戻ります。
131系統
パシフィコ横浜→けいゆう病院→桜木町駅→県庁前→中華街入口→山下町タワー入口→元町中保健所前
→吉浜橋→市庁前→尾上町→長者町5丁目→伊勢佐木町→野毛町→桜木町駅→けいゆう病院→パシフィコ横浜
130系統と同様、当初は、桜木町駅→県庁前→中華街入口→山下町タワー入口→中保健所前
→元町→麦田町→山元町→長者町1丁目→長者町5丁目→野毛町→桜木町駅間の運転でした。運行経路は130系統と重なっており、130系統が内まわり循環、131系統が外まわり循環です。運転間隔は130系統と同じ、やはり20分間隔でした。130系統と同時に廃止になっています。所管は滝頭営業所です。
経路は130系統とまったく同じですが、休日朝1本(桜木町駅7:26発)だけ、妙な運行がありました。桜木町駅を出て、みなとみらい大通もけいゆう病院も経由しないパシフィコ横浜行きです。今現在の日本丸とランドマークタワーの間にある道路(さくら通り)を走っていたものと思われます。平日・土曜日にも同時刻発の便がありますが、これらは通常のルートを通ります。なぜか休日だけです。なお、このルートを逆走するものは確認されていません。
134系統
本牧車庫~本牧大里町←本牧三渓園←/→本牧原南公園→本牧原~小港~小港橋~みなと赤十字病院~見晴交番~本郷町~麦田町~山元町~長者町5丁目~伊勢佐木町~野毛町~桜木町駅
(15本)
(移譲直前のデータです。)
前身は130,131系統で、130,131系統の経路変更により、経由しなくなった長者町5丁目~山元町~麦田町間を補完するという目的もあって新設されました。当初は、本牧車庫~小港~港湾病院~小港~本郷町~麦田町~山元町~伊勢佐木町~桜木町駅と、小港~本郷町間のルートが異なっており、小港~港湾病院~小港間は、折り返して戻ってくるといったものでした。ところが、いつしかルート変更が行われ、見晴トンネル経由となりました。
港湾病院の頃は、港湾病院周辺は2系統とともに、一方方向運転を行っており、134系統の停車順序が複雑なものでした。本牧車庫行きは、→見晴交番→港湾病院→港湾病院前(現:みなと赤十字病院入口)→小港橋→、桜木町駅行きは、→小港橋→港湾病院→見晴交番→、となっていました。ちなみに、2系統は、→見晴橋→港湾病院前→港湾病院、港湾病院→見晴橋→、となっていました。
みなと赤十字病院開業後は、一方方向運転は改められ、~小港橋~みなと赤十字病院~みなと赤十字病院入口~見晴交番~と、シンプルなものになっています。
運転間隔は1時間に1本で、中型車がメインで運行していました。所管は本牧営業所です。廃止対象路線に挙げられましたが、2007,4月からはフジエクスプレスが引き継いで運行しています。ただし、本牧車庫までは行かず、→本牧原→本牧三渓園→本牧元町→大鳥中学校→本牧原→、といった循環運転に変更されています。
経路は、本牧車庫~小港橋間は、8系統と同じルートです。小港橋の先、みなと赤十字病院入口の手前で右折してみなと赤十字病院に立ち寄り、再び交差点にさしかかり右折して、みなと赤十字病院入口です。その先左折して、見晴トンネルを抜け、見晴交番を経て、本郷町で本牧通りを右折します。麦田町までは105系統などと同じルートになります。
麦田町~山元町1丁目会館前間は21系統と同じルート、山元町1丁目会館前の先で右折後は、日の出町1丁目の交差点まで103系統と同じルートです。日の出町1丁目で右折すると、156系統などと同じルートで桜木町駅へ向かいます。
移譲により市営バスが撤退した区間は、みなと赤十字病院入口~見晴交番~本郷町です。
138系統
本郷台駅~西谷戸~小山台~つつじケ丘~原~港南台高校正門前~港南台駅
(平日19~20本 土休日14~16本)
本郷台駅←西谷戸←小山台←つつじケ丘
(平日・土曜日 始発1本)
(移譲直前のデータです。)
当初は、港南台駅→港南台高校正門前→原→つつじヶ丘→テニスクラブ前→小山台→つつじヶ丘→原→港南台高校正門前→港南台駅間を走るものでしたが、後に139系統とともに、本郷台駅まで延伸されました。
当初から神奈中バスと共同運行しており、市営バス・神奈中バスあわせて、日中1時間に2本程度の運行でした。また、最終便でしょうか、小山台止まりの設定もありました。本郷台発着になるまでは、小山台を循環して港南台駅へ向かいました。つつじヶ丘で左折し、日野南小学校あたりにある「小学校前」、さらに、「テニスクラブ前」を経て、小山台で現在の環状3号線を右折して再び戻るといった経路でした。
本郷台駅発着に変更されてからは、テニスクラブ前あたりを走る経路は廃止となりました。平日・土曜日の本郷台駅行き始発1本はつつじヶ丘発となっていました。この改編後は、小山台発着便は消滅しています。本郷台駅にはかつては旧40系統が発着をしていましたが、廃止後、再び市バスの乗り入れが復活したことになります。
2006,3月に、139系統とともに神奈中バスに移譲されました。所管は港南営業所です。なお、この系統には深夜バスも走っていましたが、移譲と同時に神奈中バスに引き継がれています。
経路は、本郷台駅を出ると、地球市民プラザのT字路を左折します。地球市民プラザバス停がありますが、本郷台駅行きのみの停車です。西谷戸あたりで、高架上を走る環状3号線に乗り上げますが、このあたり、往路、復路で経路にちがいがあります。環状3号線に入れば、小山台、つつじヶ丘、原、港南台高校正門前を経て、港南台駅入口の交差点を左折すれば、111系統などと同じルートになり、港南台駅に着きます。
移譲により市営バスが撤退した区間は、本郷台駅前~地球市民プラザ~滝ノ分~渡戸~西谷戸~小菅ヶ谷橋~小山台~つつじヶ丘~野村港南台~原~日野南中学校前~港南台高校正門前~横浜女子短期大学前です。
139系統
本郷台駅~西谷戸~小山台~つつじケ丘~原~港南車庫入口~清水橋~吉原~上大岡駅
(9~10本)
(移譲直前のデータです。)
当初は、138系統と同じように、上大岡駅→吉原→清水橋→港南車庫入口→原→つつじヶ丘→テニスクラブ前→小山台→つつじヶ丘→原→港南車庫入口→清水橋→吉原→上大岡駅間を走る、小山台を循環するといったものでした。
こちらも当初から神奈中バスと共同運行しており、市営バス・神奈中バスあわせても、日中1時間に1本程度の運転形態でした。こちらも、最終便でしょうか、小山台止まりの設定もありますが、さらには、始発便でしょうか、野村港南台始発小山台経由上大岡駅行きというのもありました。
本郷台駅を発着するようになると、区間運転は廃止されました。138系統と同様、2006,3月に神奈中バスに移譲されました。所管は港南営業所です。
経路は、本郷台駅~原間は138系統と同じルートです。原で、高架下の鎌倉街道に下りて、その先は鎌倉街道を直進し、上大岡駅へ向かいます。
移譲により市バスが撤退した区間は、138系統で紹介した本郷台駅前~原、原~港南車庫入口です。
140系統
パシフィコ横浜~美術の広場前~桜木町駅~県庁前←山下公園←/→中華街入口→山下ふ頭入口~山下ふ頭
当初は、横浜館・臨港パーク~高島1丁目~横浜美術館前(現:みなとみらい大通)~桜木町駅間を走る路線でしたが、後に、桜木町駅→美術の広場前→展示ホール→パシフィコ横浜→美術の広場前→桜木町駅間に改編されました。この改編時に141系統が新設されたのでしょう。後に桜木町駅~パシフィコ横浜、展示ホール→パシフィコ横浜→桜木町駅といった区間便が設定されています。その後に、山下ふ頭まで延伸されて、またその後には桜木町駅循環便が廃止となっています。系統そのものは、赤レンガパーク発着路線新設の1999,9月に廃止になったようです。桜木町駅~山下ふ頭間はその後、89系統に引き継がれています。
運行本数などは時刻データがなく不明ですが、桜木町駅~パシフィコ横浜線に改編当初は、循環線がメインで、一部パシフィコ横浜区間便が混じるといったものでした。約15~20分間隔の運行でした。
また、山下ふ頭延伸後になりますが、当時の47系統同様、夜間など一部便は山下ふ頭入口までの運行だったと思います。所管は本牧営業所です。ただし、運行開始当時、150系統若葉台中央~関内駅北口線が走っていた頃でしょうか、若葉台営業所との共管の時期もありました。
経路は、パシフィコ横浜を出ると、そのまま直進します。クイーンズスクエア、美術の広場前を経て、みなとみらい大通りを左折して、桜木町駅に着きます。 桜木町駅~県庁前間、山下ふ頭行きの県庁前~山下ふ頭入口間は8系統などと同じルートですが、パシフィコ横浜行きの山下ふ頭入口~県庁前間は異なります。山下ふ頭入口~大桟橋間は26系統などと同じルートですが、大桟橋~県庁前間は、大桟橋通りを経由していました。この区間を走るバスはこの140系統だけで、今現在に至っても、この区間を走るバスはありません。
141系統
赤レンガ倉庫~パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅
この系統こそ変遷が複雑です。開通当初は、桜木町駅~美術の広場前~パシフィコ横浜~横浜駅間を走る路線で、当初、区間便などは存在せず、約20~25分間隔で運行されていました。その後、横浜駅→美術の広場前→パシフィコ横浜→美術の広場前→横浜駅、パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅、展示ホール→パシフィコ横浜→美術の広場前→横浜駅といった子系統路線が増えてきます。
その後さらに、パシフィコ横浜~横浜駅~YCAT(横浜シティエアターミナル)、展示ホール→パシフィコ横浜→美術の広場前→横浜駅→YCAT(横浜シティエアターミナル)線が新設されました。YCATは今現在、横浜駅東口スカイビル1Fにあり、バスターミナルに併設されていますが、当時は、現在のポートサイド地区にありました。京急バスと共同運行しており、市営バスの運行本数は少なかったような気がします。その後、YCATが現在地に移転し、YCATはポートサイドに改称されます。
1999,9月改編前、パシフィコ横浜~横浜駅間は、京急バスを含めて日中の少ない時間帯でも約10分間隔で運行されていました。桜木町駅発着便は不規則な運転間隔の上、少ないものでした。
1999,9月に140系統が廃止され、桜木町駅~パシフィコ横浜線が組み入れられ、赤れんがパーク(現:赤レンガ倉庫)まで延伸されます。横浜駅→パシフィコ横浜→横浜駅循環線はこの改編で廃止になったようです。
桜木町駅~美術の広場前~パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅
パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅
展示ホール→パシフィコ横浜→美術の広場前→横浜駅
赤れんがパーク~パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅
パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅~ポートサイド
展示ホール→パシフィコ横浜→美術の広場前→横浜駅→ポートサイド
パシフィコ横浜~美術の広場前~桜木町駅
展示ホール→パシフィコ横浜→美術の広場前→桜木町駅
赤れんがパーク~パシフィコ横浜~美術の広場前~桜木町駅
赤れんがパークは赤レンガ倉庫の前ではなく、ワールドポーターズ寄りにバス停があったそうです。
2001,4月末より、100円バス(162系統)化され、一挙に整理されます。100円バスは土休日運行であったため、平日は141系統として継続となります。
赤レンガ倉庫~パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅
パシフィコ横浜~美術の広場前~横浜駅
2002,2月に横浜駅~ポートサイド間から市営バスは撤退しました。京急バスが運行を継続しています。赤れんがパークバス停は、赤レンガ倉庫に改称のうえ、位置変更されています。なお、桜木町駅発着便は142系統として改編されました。142系統が新設以降は、朝と夜最終1本はパシフィコ横浜~横浜駅間の運行で、それ以外の時間帯は赤レンガ倉庫~横浜駅間の運行で、日中は約20分間隔の運行でした。(春夏冬休み期間の平日運行のダイヤです。)
その後、130,131系統が廃止となり、145系統日ノ出町駅発着線が新設されるなど、周囲に変化がありましたが、2004,2月、みなとみらい線開通時に141,142系統、ともに廃止となりました。
所管は本牧営業所ですが、運行開始当時、150系統若葉台中央~関内駅北口線が走っていた頃でしょうか、若葉台営業所との共管の時期もありました。(滝頭営業所車両にも方向幕があります。)
経路は、桜木町駅を出て、みなとみらい大通りを走り、現在のみなとみらい大通バス停の手前で右折し、けやき通りに入ります。そのまま直進すれば、パシフィコ横浜です。パシフィコ横浜からけやき通りを引き返し、みなとみらい大通バス停の手前で右折して、再びみなとみらい大通りに入ります。その先は旧125系統と同じルートで横浜駅へ向かいます。
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